クラシック2021

2021クラシックへの道㉛ ソダシ快進撃、その裏で……(2020.10.31)

この日は夏の札幌で史上初の白毛の芝重賞ウイナーとなったソダシがアルテミスSでも快勝し、いよいよ本物だぞコレはと皆が観るようになった日である。 ちなみに自分も今年初の現地競馬となり、その勇姿を目撃している。他にもコイツは次が楽しみだぞと思える…

2020 朝日杯フューチュリティステークス 感想戦(2021クラシックへの道)

少し前までは朝日杯FS上位組といえばクラシックでも有力だったようだが、ホープフルSがGⅠになって以来、クラシック志向の強い馬はそちらに向かうようになってきた。中には使い分けもあるかもしれないが、こちらに出てくるのは、既にマイル路線に狙いを定めて…

2021クラシックへの道㉚ この日福永が乗った三冠馬がコントレイルだけとは限らない(2020.10.25)

競馬ファンならみんな知っている。この日、福永祐一とともに淀のターフで輝きを放ったのはコントレイルだけではないことを。 今はまだごく小さい輝きで、或いはすぐに消えてしまうかもしれないが、これから大きく育っていき、一年後には仁川の地で偉大なレジ…

2021クラシックへの道㉙ 良血はつらいよ(2020.10.24)

この日はニワカの自分でも名前はよく知っていたり、何だったら肉眼でその走りを目撃していたりといったスターホースの弟やら妹やら子どもやらが参戦。 馬たち自身が偉大な身内を持つとやりづらいなとか思ったりはしないだろうが、こちらとしては親兄姉の勇姿…

2021クラシックへの道㉘ 伝説の幕開け(2020.10.18)

もう二ヶ月ほど前となる秋華賞デー。 改めて振り返ると、デアリングタクトが無敗の三冠を達成したこの日から、JCの三強対決までの約一月半、これは競馬史に永遠に刻まれる伝説の期間だったことは間違いない。真っ只中にいたときはいっぱいいっぱいでそこまで…

2021クラシックへの道㉗ ディープ・祐一・隼人(2020.10.17)

もう2歳馬の頂上決戦も一つ終わってしまったというのにいまだ10月半ば分。 てか、レース数的に1日分で1記事になっている状況下、毎週最低3記事は書かねば永久に追いつくことはないわけで。厳。 10/17(土) ◆東京2R 2歳未勝利 芝1600 雨 稍⑬アカイトリ…

2020 阪神ジュベナイルフィリーズ 感想戦(2021クラシックへの道)

世の中はままならないもの。今年はそれを強く思い知った一年だったが、最大の不条理は昨年以前からしばしば発生する日曜出社であることは論を俟たない。 若駒たちによる本当に素晴らしいレースをリアルタイムで見れず、休憩時間にVTRをスマホの小さな画面で…

2020 阪神ジュベナイルフィリーズ 予想

若き乙女たちの、あくまで現時点のという枕詞は付くが、頂上決戦。 ここを勝ち、最初に女王の称号を手にするのはかの見栄え美しい才媛か、それともあの名手が操るじゃじゃ馬姫か。はたまた秘めた力がまだ知れ渡っていない女傑が名乗りを上げるか。クラシック…

2021クラシックへの道㉖ 伝説ではない新馬戦(2020.10.11)

毎日王冠でサリオスが勝ち、3歳世代はコントレイルのみにあらずと高らかに名乗りをあげ、来るべきGⅠへの期待を大きく膨らませたあの日。もはや感じるのは懐かしさ。 そんな日にデビューしたり勝ち上がったりした若駒たちはどんなんだったかしら。 10/11(日…

2021クラシックへの道㉕ 専用機か汎用機か(2020.10.10)

もう師走も半ばに差し掛かり、このシリーズをリアルタイムに追いつかせるのもほぼ絶望的なのだがめげすに回顧。 時は丁度二ヶ月前の秋の東京・京都の開幕週、いきなり東西とも雨に祟られ、不良で時計も掛かる過酷な馬場で競い合っておったそうな。 10/10(土…

2020 京都2歳ステークス 感想戦(2021クラシックへの道)

秋の2歳重賞戦線もいよいよ大詰め。ここを終えればあとは暮れに行われる現時点での頂上決戦を残すのみとなる。 前哨戦のトリを飾るは今年は阪神で施行される2000m戦。クラシックディスタンスの割にはイマイチ春に繋がるイメージが薄いが、昨年はワールドプ…

2020 東京スポーツ杯2歳ステークス 感想戦(2021クラシックへの道)

三連休の三日開催最終日は現地にて。 やたら日の照ってる時間は夏のように暑く、雲がかかるとやはり晩秋の風よなと感じさせる、そんな一日。 馬券師を名乗る愚者ことわたくしめは季節の風情なぞに感じ入る暇はなく、積み上がっていく不的中馬券に心乱れるの…

2020 東京スポーツ杯2歳ステークス 予想

豪華メンバーのGⅠの後、それも渾身の予想が決して悪くはなかったにも関わらず敗北を喫し、脱力して無力感に苛まれているところを、三日開催の最終日に向けて立て直していくのはなかなか容易ではない。ビックマックに大量のスナック菓子にアイスクリームとヤ…

2020 デイリー杯2歳ステークス 感想戦(2021クラシックへの道)

今年は結構2歳重賞を現地で観れており、実に幸甚。できれば春までこんな感じで過ごせれば良いのだが。 先の土曜日は阪神競馬場にて、年末の阪神やら来年春の中山やら府中やらの大一番を目指す、絶対に負けられない……は些か言い過ぎかもしれないが、極力勝ち…

2021クラシックへの道㉔ GⅠと新馬戦(2020.10.4)

この日から秋のGⅠ開幕。 つまりは、集まってくる騎手のレベルに偏りが生じるようになってくるわけで。安易な想像では、リーディング上位騎手が不在の裏開催場では期待馬はあまりおろされないんじゃないかなあと思ったりするのだが、どうなのだろうか。 逆に…

2021クラシックへの道㉓ 2勝目はGⅠへの勝ち名乗り(2020.10.3)

10月に突入。 既に勝利を得た者たちの更に上を目指す戦い、敗れし者たちが今度こそ勝利し道を開かんとする戦い、そしていつまでも牧場でのんびりしてもいられないと新たに戦場に参じてきて者たちの戦い。若駒たちの戦いは、加速度的に面白くなってゆく。 10/…

クラシックの道㉒ まだ中山・中京とか(2020.9.27)

会社とかいう場所へ日々通って時間をお金に変換しつつ、毎週の重賞を予想して回顧して、このクラシックへの道シリーズまでやってくなんて無理ゲーなんじゃね?とか思いつつある今日この頃。 ではあるが、一度やると決めたものを途中であきらめなんて、なるべ…

2020 ファンタジーステークス 感想戦(2021クラシックへの道)

先の土曜日の回顧をもう一丁。撃沈した京王杯2歳Sの結果と内容を受け、あんな強いモントライゼを下しているメイケイエールもヨカヨカも買っていないことに途方に暮れつつ、府中のターフビジョンで眺めた一戦。www.bakenbaka.com ◆ファンタジーステークス ◎⑥…

2020 京王杯2歳ステークス 感想戦(2021クラシックへの道)

府中の地へと、京王杯やりに南武線にて。思えばこれが悪手だったのかもしれない。 いや単純に今年は本腰入れてやってくつもりだった2歳戦の研究が足りていないという、それ以前の問題だろうか。www.bakenbaka.com ◆京王杯2歳ステークス ◎④リンゴアメ ◯⑪リ…

2020 アルテミスステークス 感想戦(2021クラシックへの道)

実に昨年の有馬記念デー以来の競馬場現地観戦となった10月最後の土曜日。 できれば三週連続でどえらい金字塔が建てられたGⅠをどれかしら現地で観たかったのだが、まあ贅沢言っても仕方がない。いつもと変わらずそこにあり、でもいつもとは全然違う風景。 ま…

2021クラシックへの道㉑ ルメールが乗るということ(2020.9.26)

一ヶ月強遅れでの更新。こうも書いているのが過去のものになってしまうと、取り上げる馬たちが大概すでに次走も結果が出ているなんてことになってしまうわけで。 それを踏まえて見解を書くのもフェアでないような気も何となくするが、まあわかっている情報を…

2021クラシックへの道⑳ モーリス産駒と土鍋は使いながら良くなっていく?(2020.9.21)

時が未来に進むと誰が決めたんだ。 というわけで、こちらの回顧はアニバーサリーデイの中山と中京をば。 9/21(月祝) ◆中山3R 2歳未勝利 芝1600外 曇 良⑫グローリアスカペラ Mデムーロ ⑤ジネストラ 三浦 ⑥ウエスタンエポナ 戸崎圭逃げ切りを図ったジネスト…

2021クラシックへの道⑲ 時計の速さはさほど重視すべきでないが軽視しすぎるのもよろしくない(2020.9.19-20)

一度サボってしまうと、なかなか腰が上がらなくなってしまい、始めちゃえば楽しいとわかってはいるのだが再開まで時間を要してしまうという点では、ジョギングも2歳戦の回顧も同じようなもの。 というわけで、ほぼひと月前のレースを振り返る。 9/19(土) …

2021クラシックへの道 サウジアラビアロイヤルカップ 感想戦(2020.10.10)

またクラシックへの道シリーズの記事書くのが滞ってきてしまい、何とかせんとと思いつつ、とりあえずせめて重賞だけはということで。昨年はサリオス、一昨年はグランアレグリアと、今をときめくスターホースたちがステップにしてきたマイル重賞。今年もひょ…

2021クラシックへの道⑱ 中山デビュー馬は皐月賞・ダービー用無し?(2020.9.13)

開幕週の日曜日。 対象レースは東西2つずつ。常にこれぐらいの数なら記事を書く身としては助かるのだが、こんな日は滅多になくなってくる。タイムマネジメントについていろいろ考えなあかんなと思いつつ、とりあえず回顧。 9/13(日) ◆中山2R 2歳未勝利 …

2021クラシックへの道⑰ 秋競馬開幕(2020.9.12)

秋競馬開幕。中京をどっち扱いするかは議論があるようだが、まあトライアルなども行われる当開催においてはローカルでなくメイン場扱いで良いだろう。 各陣営、いよいよ期待馬有力馬を下ろしてくるのではと、クラシックへと向けてこれまで以上に刮目せねばと…

2021クラシックへの道⑯ 夏の終わりに(2020.9.5-6)

なつのーおーわーりがーきみをさらってゆーくーなどと高らかに唄い上げながら往来を闊歩したくなる今日この頃、次の季節が始まる前に、夏の終わりに各地で繰り広げられた若駒たちによる灼熱の戦いを振り返る。 9/5(土) ◆新潟5R 2歳新馬 芝1400 晴 良【着…

2021クラシックへの道⑮ 札幌2歳ステークス 感想戦(2020.9.6)

夏、最終決戦。キャンセル料の鬼高い飛行機の早割などは例外として、チケットは早めに抑えておいた方が良いというのはこの世の常。 ここで年末や来春の席を確保しておけば、秋以降より熾烈になっていくふるい落としは高みの見物と洒落込めるわけで。とはいえ…

2021クラシックへの道⑭ 剛力の者たち(2020.8.29-30)

先週の振り返り。サボりにサボってしまい、一時は1ヶ月前のレースを振り返って記事を書いていたが、秋競馬に入る前にようやく追いつくことができ、ひと安心。世代初のマイル重賞が行われたり、距離的にこのシリーズで取り上げる対象外ではあるが小倉のひま…

2021クラシックへの道⑫ モーリスvsドゥラメンテ(2020.8/22-23)

この週はクローバー賞。3年前にたたき上げのダブルシャープとエリートのタワーオブロンドンとの激闘を現地で熱く拳を握りしめて観戦したことが思い出される。 かつてはアドマイヤムーンやロゴタイプなんかも経由した札幌1500のOP戦。久々に大物が出てくるか…