2020 阪神ジュベナイルフィリーズ 感想戦(2021クラシックへの道)

世の中はままならないもの。今年はそれを強く思い知った一年だったが、最大の不条理は昨年以前からしばしば発生する日曜出社であることは論を俟たない。
若駒たちによる本当に素晴らしいレースをリアルタイムで見れず、休憩時間にVTRをスマホの小さな画面で見なきゃならない哀しみ。せめて馬券が当たってくれれば……

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◆阪神ジュベナイルフィリーズ

◎⑥ソダシ
◯⑫オパールムーン
▲⑭ポールネイロン
△⑩シゲルピンクルビー
△⑯インフィナイト

【買い目】
3連複 ⑥⑩⑫⑭⑯
馬連 ⑥ー⑩⑫⑭⑯/⑫ー⑭
ワイド ⑫ー⑭

 


【着順】
⑥ソダシ 吉田隼 ◎
⑦サトノレイナス ルメール
⑪ユーバーレーベン Mデムーロ
⑱メイケイエール 武豊
⑧ヨカヨカ 福永

テンよくハナをとったのはヨカヨカ。1200で強さを見せ、1400で敗れての更に距離延長となる今回この馬が逃げることは想定外だったが、考えてみればシュヴァルグランやビーチサンバなど、たまにこういうことする鞍上ではある。
福永がハナとなるとメチャクチャなペースになどなる筈もなく、3ハロン34.9、5ハロン58.7という速すぎず遅すぎずのお手本のような時計を刻む。こうなると前も後ろも強ければチャンス有。

直線、好位にいたソダシが馬群を抜けて、今回も掛かる様子を見せるも何とか折り合わせて中団にいたメイケイエールが外側から進出、更にソダシをマークしていたサトノレイナスが内をすくいと、人気馬3頭が力を見せる。
サトノレイナスがターゲットをまんまと差しきったかと思われたが、ソダシが根性の差し返しを見せほんの僅かのハナ差勝利。世界初となる白毛馬のGⅠ勝ちという偉業を成し遂げ、世代の女王のみならず若きスーパースターという位置へと昇ることになった。結果はもちろん勝ち方も実に好印象。春に更なる高みへ辿り着けるか、期待したい。

惜しくも敗れたサトノレイナスも下馬評どおりの強さだった。疑って申し訳ない。
相変わらず出負け気味も素早くリカバリして一番の強敵をマークする騎乗も光った。なんとなく今回ノリさんがそれやってくれそうな予感がしていたのだが大ハズレ。まあ仕方がない。

メイケイエールはやはり適正距離より少し長く、また大外をまわったのも響いたか、最後は少し脚が鈍り、後方からの競馬に賭けたユーバーレーベンに差されて4着。ここの3・4着も今後を楽しみにして良いんじゃないかと。この追い込みやってくれるのはいつも通り後ろからになったオパールムーンじゃないかと期待したのだがこれも大ハズレ。まあ仕方がない。


というわけで本命以外は全く来ず、ポールネイロンに至ってはどこに行ったかと思えばシンガリ負け。ヨカヨカが掲示板に粘っていることを思うと、己の節穴ぶりが情けなくなってくる。

せめて新たなるスターが誕生する瞬間を共有できれば良かったのだが……色々と残念な日曜日になってしまった。哀。