2021クラシックへの道㊺ 白き女王と目指す者たち(2020.12.13)

時はまた遡り、2歳女王決定戦当日。
白毛馬としては世界初というGⅠ制覇を成し遂げたスターホースの誕生に大いに湧いたことは記憶にまだ新しいが、一方ではいつかはその女王を倒すべく大きな舞台まで駆け上がらんとする者たちもしのぎを削っていた者たちもいたわけで。

12/13(日)


◆中山4R 2歳未勝利 芝2000 晴 良

⑯ロックオンエイム 横山和
⑭トゥーフェイス 木幡巧
⑰カーディナル 川田

出遅れるも二の脚で早めに好位へととりついたロックオンエイムが直線で先頭に立ち、そのまま粘りきり。


◆中山5R 2歳新馬 芝1800 晴 良

⑦ディオスバリエンテ 石橋脩
⑥ボーデン 川田
⑨アサマノイタズラ 嶋田

ペースはスローで、先行・好位にいた人気馬が抜け出し、叩き合いをディオスバリエンテが制して勝ち上がり。
2着のボーデンは次走東京で6馬身差完勝、離された3着馬5着馬も次走勝ち上がっており、勝馬も必然的に次走期待されたが……

 


◆阪神3R 2歳未勝利 芝1400 晴 良

⑦トーカイキング 和田竜
⑧ショウナンガニアン 吉田隼
⑪モーガン 池添

好位で競馬を進めたトーカイキングが抜け出し、そのまま勝利。


◆阪神5R 2歳新馬 芝1800外 晴 良

②アクセル 横山典
①テーオーマシェリ Mデムーロ
⑩バガン 吉田隼

出負け気味だったアクセルがテン良く先頭に立つと、緩めのペースで逃げて直線でもそのまま他馬に並ばせず勝ち上がり。


◆阪神11R 阪神JF(GⅠ) 芝1600外 曇 良

⑥ソダシ 吉田隼
⑦サトノレイナス ルメール
⑪ユーバーレーベン Mデムーロ
⑱メイケイエール 武豊
⑧ヨカヨカ 福永

こちら参照。懐かしいね。
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◆中京5R 2歳新馬 芝2000 曇 良

⑪ソウルラッシュ 荻野極
①レイトンヒル 富田
⑫ホウオウジョルノ 菅原明

中団控えた位置から全馬楽々差し切ってソウルラッシュ勝ち上がり。


◆中京6R 2歳未勝利 芝1600 曇 良

⑭マリアエレーナ 川島
⑥ミッキーハロー 荻野極
⑯カバーガール 岩田望

牝馬限定戦。
後方からまくり上がったマリアエレーナが先頭に立つやそのまま突き抜けて3.5馬身差勝利。あとは混戦。相手に恵まれた感はあるがかなり派手な勝ち方。
その後重賞・リステッドと馬券になれていないものの、末脚は発揮している。もうひと化けするか展開が向けば。


◆中京10R つわぶき賞(1勝クラス) 芝1400 曇 良

⑦カイトゲニー 柴田大
②ネクストストーリー 杉原
④グランデフィオーレ 藤岡康

牝馬限定戦。
速い中京で1400としてはペースゆるめで逃げ馬止まらず。展開利は考慮しておきたい。
1番人気のグランデフィオーレは人馬ケンカしてまで控えて、しまいは伸びるも時すでに遅し。更にその後骨折してしまったとのことで踏んだり蹴ったり。


この日勝った牝馬たち2歳馬としては長丁場の2000mで牡馬をねじ伏せたロックオンエイムにしろ、鮮やかに女同士の戦いを制したカイトゲニー・マリアエレーナにしろ、この時点では大いに今後が楽しみな存在だったが、皆その後苦戦を強いられている。

女王らが待つ頂上への道は決して近くない。