2021クラシックへの道㉙ 良血はつらいよ(2020.10.24)
この日はニワカの自分でも名前はよく知っていたり、何だったら肉眼でその走りを目撃していたりといったスターホースの弟やら妹やら子どもやらが参戦。
馬たち自身が偉大な身内を持つとやりづらいなとか思ったりはしないだろうが、こちらとしては親兄姉の勇姿を思い出しつつ勝手に期待を膨らませてしまったりするわけで。
10/24(土)
◆東京2R 2歳未勝利 芝1600 晴 稍
⑨トーホウボルツ 北村宏
⑤ホットポッド 木幡育
⑮アークライト ルメール
単勝1.4倍のアークライトが掛かり気味な様子を宥めて好位につけ、直線で抜け出すかと思いきや案外伸びずトーホウボルツに交わされ、後方から突っ込んできた単勝398倍の馬にも差されて3着。全姉のような活躍はさすがにもう望み難いか。
◆東京3R 2歳未勝利 芝1400 晴 稍
⑥ファインルージュ ルメール
②シュアーヴアリア 戸崎圭
①ユキノファラオ 横山典
直線でなかなか前が開かぬも、開いたと同時にラチ沿いに進路をとりグングン伸びての勝利。ここはおおむね人気どおり。
◆東京5R 2歳新馬 芝2000 晴 稍
⑨グラティアス ルメール
①モズマンジロウ 北村宏
③ハーツラプソディ 和田竜
レシステンシアの下のグラティアスが逃げ、好位にいたモズマンジロウと抜きつ抜かれつになるが最後はもうひと伸びして突き放しての勝利。
馬場が良くないとはいえさすがに3ハロン39.6、5ハロン1:06.1は遅すぎる。もう少しタイトな流れになったときでもハナをとるか控えるかはわからぬが、真価が試されるのはその時かと。
◆東京9R アイビーステークス(OP) 芝1800 晴 良
③オーソクレース 池添
⑧ラーゴム 北村友
⑦スパイラルノヴァ Mデムーロ
出遅れ後方からとなったオーソクレースが直線前を捉えるや叩き合いを制して勝利。相手関係の次走を見ても両親の名に恥じぬ強さと思えるが、ゲートは課題。
次はホープフルSに向かうようだが初めての他頭数で中山小回りをこなせるかどうか。危険な人気馬になるかもしれない。
◆京都2R 2歳未勝利 芝1600 晴 稍
⑨ヴィジュネル 幸
⑧フランクエトワール 武豊
⑩ヴェックマン 川田
上がりのかかるタフな競馬。フランクエトワールが好位から抜けるも、後方から突っ込んできたヴィジュネルが最後交わしてゴールイン。人気決着。
◆京都3R 2歳未勝利 芝2000 晴 稍
③ライフサイエンス 武豊
⑥ニホンピロタイズ 酒井
⑦リーブルミノル 松山
今度はゆったりペースで上位馬皆同じぐらいの上がりを使う展開で、早めに前に出たライフサイエンスが内側から交わされたかに見えたが首の上げ下げでハナ差勝利。
◆新潟5R 2歳未勝利 芝1800外 雨 稍
⑨テンカハル 藤岡佑
①ブラウシュヴァルツ 横山武
②コスモオニアシゲ 菅原明
前走後方からの競馬だったブラウシュヴァルツが逃げの手に出る。脚を溜める逃げができれば直線勝負を制しきれると踏んだのかもしれない。まんまと逃げおおせる寸前でテンカハルに差される。
シャケトラの下・サヴァニャンはずるずる失速して大敗。新馬戦で単勝1倍台に推された評判馬が苦戦しがちのシーズンである。
脈々と繋がる血統の浪漫を味わったり、傾向などを割り出して予想に組み込むのも競馬の大きな楽しみ方。
一方で、競走馬個々は親兄弟の名前で戦ってるわけではないというのも事実。特に今年はデビュー前は評判だった良血馬が期待に応えられないケースが目立つような。
とりあえずPOG的に変わり身を見せてほしい馬が何頭もいるのは自分だけではあるまい。