2021クラシックへの道62回 きさらぎ賞・ゆりかもめ賞など(2021.2.7)

如月から皐月を目指す有力な男馬たちが西で強さを見せれば、東では五月の大一番と同じ舞台で女傑が男馬たちを平伏させる。
気候が少し暖かかったこと以上に、クラシックへの熱い風が吹きぬけた日曜日。

2/7(日)


◆東京5R 3歳未勝利 芝1600 晴 良

⑬ロジローズ 戸崎圭
⑦ディアマンテール ルメール
⑤セブンシーズ 福永

ラチ沿いで抜け出たセブンシーズをその外から差したディアマンテールをその外から差したロジローズの勝ち。
ディアドラ全妹セブンシーズも決して弱くはないが、姉に近づくにはどこかでひと化け必要か。


◆東京6R 3歳新馬 芝1600 晴 良

⑭ニシノオイカゼ 勝浦
⑮タカラネイビー 石川
⑩コスモアディラート 柴田大

どスローで前にいた馬がそのままの着順でゴール。一つ前の5レースより5ハロン通過が4秒以上も遅いのに、上位馬の上がり時計はほぼ同じぐらい。
決めつけ危険だが、ヨーイドンで前に迫れる決め手の持ち主不在のレベル低めレースだったのでは。


◆東京9R ゆりかもめ賞(1勝クラス) 芝2400 晴 良

①パープルレディー 田辺
⑧レイオブウォーター ルメール
②サトノフォーチュン 岩田康

離して逃げた馬の通過が5ハロン1:01.8なので実質ドがつくスロー。直線での決め手勝負となり、紅一点のパープルレディーが競り勝つ。後方から内側をついて前が塞がりかけたが、小頭数のお陰で本格的に詰まらなくて済んだのが幸いだった。

 


◆中京5R 3歳未勝利 芝2200 晴 良

⑪リーブルミノル 松山
⑨リンフレスカンテ 和田竜
③オリノコ 川田

後方から外をまわして抜けたリーブルミノルが更に後ろからリンフレスカンテの猛追を退けクビ差勝利。
モーリス×シンハライトのセブンサミットはついに掲示板からも外れる……


◆中京6R 3歳新馬 芝1600 晴 良

⑧メモリーエフェクト 荻野琢
⑫ブルアモーレ 池添
⑬サンライズブルーム 岩田望

モーリス産駒・メモリーエフェクトがスローで逃げて粘りきり勝利。速い馬場でどうなるかは全く見当もつかない。


◆中京11R きさらぎ賞(GⅢ)芝2000 晴 良

②ラーゴム 北村友
③ヨーホーレイク 武豊
⑨ランドオブリバティ 三浦
⑤タガノカイ 泉谷
⑪アランデル 池添

こちらをば
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無難に馬連でいっとけば……


◆小倉2R 3歳未勝利 芝1800 晴 良

⑦アイリッシュムーン 富田
⑧イフィゲニア 藤井勘
②ドリームマローネ 斎藤

平均ペースの好位から内を回って直線でスッと持ち出したアイリッシュムーンが大外回して猛追するイフィゲニアをクビ差退ける。


◆小倉5R 3歳未勝利 芝2000 晴 良

③ビッグリボン 西村淳
①ピエドラアギーラ 藤井勘
②クールブリエ 団野

キセキの全妹ビッグリボンがドスローの楽逃げとはいえ尋常じゃない突き放し方で勝利。相手が弱かっただけかどうか、次走注目。


◆小倉7R 3歳未勝利 芝2000 晴 良

①モズマンジロウ 西村淳
⑩ジオフロント 吉田隼
⑬ドンナセレーノ 横山和

好位からわかりやすく馬場の良い外側に持ち出したモズマンジロウが抜けて勝利。
ジオフロントは4度目の2着に泣く。まあ着差的にはさほど惜しくもないレースばかりなのだが。


きさらぎ賞の上位2頭はもちろん本番も注目したいが、他はやはり東京2400という舞台であるゆりかもめ賞を勝ったパープルレディーは気になる存在。
奥村師曰く短距離向きではないので桜花賞スルーでフローラSからオークスを目指すとのこと。全兄に2頭マイル重賞勝ってる馬がいて、母親はスプリント重賞勝ってるのに血統とはわからんもんです。