2021クラシックへの道㉖ 伝説ではない新馬戦(2020.10.11)

毎日王冠でサリオスが勝ち、3歳世代はコントレイルのみにあらずと高らかに名乗りをあげ、来るべきGⅠへの期待を大きく膨らませたあの日。もはや感じるのは懐かしさ。
そんな日にデビューしたり勝ち上がったりした若駒たちはどんなんだったかしら。

10/11(日)


◆東京3R 2歳未勝利 芝1600 曇 重

⑭アラビアンナイト 戸崎圭
⑥ディアマンテール ルメール
⑪アップリバー 木幡巧

中団から伸びてアラビアンナイト勝利。検索するとさすがに同じ馬名がいっぱい出てくる。


◆東京4R 2歳新馬 芝1400 曇 重

⑰ジャガード Mデムーロ
⑤シュアーヴアリア ルメール
①フィエゾン 大野

勝ち馬は次走重賞挑戦も5着と大差の6着。
2着以下は軒並み未勝利で苦戦。後に振り返った時、実況の「たぶっ、たぶっ……」が一番の見どころだったレースになってしまうか。


◆東京5R 2歳新馬 芝2000 曇 稍

⑫レインフロムヘヴン Mデムーロ
⑬セブンシーズ 三浦
③ソーヴァリアント 戸崎圭

レイデオロやディアドラの下など良血多数で伝説の新馬戦となる期待もあった一戦。
ラスト3ハロンだけ11秒台連発という典型的な後傾ラップで、先行したピンク枠2頭のマッチレースをレインフロムヘヴンが制する。なお12月現在、伝説の新馬戦になりそうな雰囲気はない。
最後方からの末脚が目を惹いたソーヴァリアントは、次走勝ち上がるもカフェイン摂取しちゃったとかで失格に。ある意味一番キツいかも。

 


◆京都2R 2歳未勝利 芝1600 晴 稍

①カスティーリャ 松山
⑥リツィタル 和田竜
⑧シゲルソウサイ 池添

最内枠を利したコース取りのカスティーリャが好位から抜け出して勝利。これまでも3戦馬券内には入る安定感は見せており、ここでは相手に恵まれたか。


◆京都4R 2歳新馬 芝1400 曇 稍

⑫オプティミスモ 藤井勘
⑦シャーレイポピー 池添
⑪ローゼライト 福永

牝馬限定戦。
12番人気のオプティミスモが好スタートから番手につき、直線抜け出すと同厩の1番人気馬の猛追を凌ぎきって勝利。見事に二頭出しは人気薄をという格言を実現させる。
勝ち馬は次走重賞でまた人気薄も4着の好走、2着馬も次戦では逃げて上がり最速と強い勝ち方。若き石坂師の両輪となるか。


◆京都5R 2歳新馬 芝1800外 晴 稍

④ヴアーサ 藤岡康
⑥ブレーヴジャッカル 福永
⑤バーデンヴァイラー 北村友

早目抜け出しのブレーヴジャッカルを、出遅れて道中控えていたヴアーサが猛追して捉え切る。
なお、名前にヴがつく3頭で決まるも大魔神は関係ない。


◆京都9R りんどう賞(1勝クラス) 芝1400外 曇 稍

②サルビア 福永
①ウインスーリール 国分優
④レッツゴーアスク 岩田康

牝馬限定戦。
単勝1.5倍のサルビアが外に持ち出すや抜群の加速を見せて5馬身差勝利。次走ファンタジーSで10着敗退も、ここでのこの勝ち方を改めて見てしまうと見切ることは難しい。


◆新潟1R 2歳未勝利 芝1400 晴 良

⑪ストライプ 斎藤新
⑩セリシア 岩田望
⑤スマートルグラン 田中勝

牝馬限定戦。
かなりのハイペースをものともせず好位から抜け出したストライプが独走。次走京王杯で勝馬とさほど差のない4着。結構なところまでいけるかも。


次走も踏まえて見返すと、ここでこの走りを出来た馬が次は崩れるのかぁと思うこともしばしば。競馬はまっことわからん。