2021クラシックへの道 サウジアラビアロイヤルカップ 感想戦(2020.10.10)

またクラシックへの道シリーズの記事書くのが滞ってきてしまい、何とかせんとと思いつつ、とりあえずせめて重賞だけはということで。

昨年はサリオス、一昨年はグランアレグリアと、今をときめくスターホースたちがステップにしてきたマイル重賞。今年もひょっとしたら一番上まで駆け上がるんじゃないかと思わせるような若き英傑が現れたわけで。

◆サウジアラビアロイヤルカップ

⑨ステラヴェローチェ 横山典
⑤インフィナイト 北村友
⑥セイウンダイモス 内田
②ジャンカズマ 戸崎
⑧キングストンボーイ ルメール

 


3ハロン35.6と不良馬場としては速めの入りから、5ハロンでは1:01.9と随分と緩んでおり、これだけ見たら逃げ馬がうまいことやったような感じではあるが、ピンクカメハメハは前走同様垂れていってしまい、上がり40秒以上かかり大敗。
実は当方、前走を一旦ノーカンと見てこの馬から買っていたのだが……新馬戦で鮮烈な勝ち方をした馬がその後鳴かず飛ばずなんてのもよくあることではあるが、頑張ってほしい。

レースラップでは37.7という上がりのかかった叩き合いを、後方から外回してごぼう抜きしたのは横山典さん鞍上のステラヴェローチェ。後ろにいたとはいえ、上がりが二番手よりも1秒近く速いというのは出色。
道悪はバゴ産駒という見解は事前に知ってはいたものの、ここまで違いを見せつけてくれるとは。なお典さんによると飛びがきれいなんで道悪向きというわけではなく能力の違いで勝ったらしい。
次は順調にいけば2歳マイル王有力候補の一角として朝日杯に向かうと思われる。ちなみに過去3年サウジRC勝ち馬はいずれも朝日杯で単勝一番人気となっている。
万一道悪専用機と軽視されるようなことがあれば絶好の狙い目になりそう。(まあ普通に人気するだろうが)

2着のインフィナイトも直線前がなかなか開かずに追い出しが遅れながらも後ろには2.5馬身差つけており、将来有望な感じ。
2戦連続不良馬場での戦いとなったが、こちらも鞍上いわく飛びがきれいなんで本来良馬場向きらしい。
こちらは阪神JFに向かうと思われるが、勝馬に昨年のサリオス並の活躍を期待するなら、こちらにクラヴァシュドール並の活躍を期待しても決して過大ではない。


年末の大一番へ直結する重賞で期待できそうな馬が現れ、いやがおうにも気持ちも高まろうというもの。
早よ記事を書き進めていかねば。