2021クラシックへの道70回 嵐の中で輝いて(2021.3.20-21)

早すぎて驚くばかりだが、もう3月も下旬。
年末や年始早々に椅子を確保した有力3歳馬たちが、牝馬はもちろん牡馬の方も続々トレセンに帰厩してきて、クラシック初戦に向けて仕上げに入っているという。アツい。

一方、残り少ない椅子を得るべく、この週組まれている重賞やらリステッドやらに背水の覚悟で挑む挑戦者たち。
日曜日なぞは春の嵐が吹きすさぶ中での戦いになったり。アツすぎる。

3/20(土)


◆中山6R 3歳1勝クラス 芝1600外 晴 良

⑮シュバルツカイザー 大野
⑧スパイラルノヴァ 岩田望
⑪プルスウルトラ 杉原

テンで前に出た3頭での決着。(割り込もうとした者もいたが)
番手から先に抜け出したシュバルツカイザーにスパイラルノヴァが脚色良く迫るもののゴール線の地点ではハナ差僅かに届かず。


◆中山11R フラワーカップ (GⅢ) 芝1800 曇 良

③ホウオウイクセル 丸田
⑦エンスージアズム 岩田望
⑬ユーバーレーベン 丹内
⑯イズンシーラブリー 三浦
⑤クールキャット 横山典

詳しくは下の方の3重賞まとめた記事をご参照。
勝ち馬の戦歴をシンプルに見るとマイルより1800の方が向いている。レースの印象では更に伸びても良さそうとすると、目指すはあちらの方か……


◆阪神11R 若葉ステークス(L) 芝2000 曇 良

⑥アドマイヤハダル 松山
②シュヴァリエローズ 北村友
⑨スタッドリー 吉田隼

スローの上がり勝負となるが、好位にいたアドマイヤハダルが抜群の脚色で抜け出して他馬を寄せつけずホープフル5着のシュヴァリエローズ相手に3馬身差の完勝。
どちらかといえば速い馬場の方が良さそうだが、皐月賞に行くならタフになってきてる中山を克服できるかが鍵。まれによくある主要GⅠ週にやたら速い馬場になる現象が起きれば追い風になりそう。


◆中京11R ファルコンステークス(GⅢ) 芝1400 曇 良

①ルークズネスト 幸
④グレナディアガーズ 川田
⑬モントライゼ ルメール
⑤サルビア 池添
⑦インフィナイト 藤井勘

こちらも詳しくは下の方の記事を。
モーリス産駒3頭目の重賞勝利。産駒は晩成かはたまた失敗かと思われた時期もあったが、ここに来て実りが出てきたか。

 


3/21(日)


◆中山11R スプリングステークス(GⅢ) 芝1800 雨 重

⑭ヴィクティファルス 池添
⑥アサマノイタズラ 嶋田
⑩ボーデン 川田
⑪イルーシヴパンサー 横山典
④ヴェイルネビュラ 戸崎圭

こちらも下の方以下同文。
勢いに乗り、兄弟タッグでのGⅠ獲りなるか。
ボーデンは骨折とかいう噂が。良馬場ならかなり面白い存在と思うのでガセであってくれることを強く願う。


◆中京10R フローラルウォーク賞(1勝クラス) 芝1600 小雨 不

⑦ゲンパチミーティア 松山
①ヴィアルークス 岩田望
⑥トーホウディアス 国分優

道悪を考えると速いペースで、かなり上がりが掛かったが、後ろから脚を伸ばせる馬はおらず前3頭での決着。
久々に使った芝での勝利は不良馬場の賜物でもあるだろうか。


3重賞について詳しくはこちら
www.bakenbaka.com


この週、目を惹いたのは若葉S勝馬のアドマイヤハダルの見事な勝ちっぷり。
同レースを過去8年で区切ると半分アドマイヤが制圧しているというのはさておいて、キャリアただ一度の不覚で序列を下げすぎるのは危険かも。

日曜に権利を得た馬の中では、何とか3着で権利確保したボーデンが良馬場で逆転あるのでは……などと気配を漂わせているが、骨折とかいう噂。
願わくばガセでありますように。そして、もしそうだとしたらデマ飛ばした奴にはありとあらゆる苦しみが与えられますように。