2021 ファルコンステークス・フラワーカップ ・スプリングステークス 感想戦(2021クラシックへの道)

土曜中京にて主にNHKマイルを目指す快速馬たちの戦い
土曜中山では桜を目指す者、樫を目指すものたちの思惑が交錯する女の戦い
そして嵐吹き荒れる日曜中山にて、皐月賞へのラストトライアルに15頭の若き男たちが挑む

それぞれ本番までの時間は残りわずか。
椅子取りゲームはいよいよ最終局面。胸がつまるような壮絶な戦いから目が離せない。

◆ファルコンステークス

◎⑤サルビア
◯⑥ニシノアジャスト
▲④グレナディアガーズ
△①ルークズネスト
☆⑨フォイアーロート

【買い目】
馬連・3連複 ⑤ー①④⑥⑨⑬
ワイド ⑤ー⑥

中京芝があまりにも前残り傾向なので、背に腹は代えられずモントライゼもヒモに入れる。

【着順】
①ルークズネスト 幸 △
④グレナディアガーズ 川田 ▲
⑬モントライゼ ルメール
⑤サルビア 池添 ◎
⑦インフィナイト 藤井勘

前走後方からの競馬でまずまずの結果だったルークズネストが初めて逃げを打ち、GⅠ馬グレナディアガーズが番手につく。
逃げるかなと思われたモントライゼはスタートは良かったが、速いと見て鞍上が控えたか、スピードに乗れなかったかわからぬが中団に後退。

しかし前2頭は止まらず後ろを離しての叩き合いとなりルークズネストがアタマ差勝利。

本命のサルビアも好位から何とか粘っていたが、最後にモントライゼに交わされて4着。もう少し頑張ってくれれば3複的中だったので惜しかったしタテ目でもあるのだが、この人気決着でホゾを噛んでいても仕方がない。


次の阪神メインでなぜか3連単1点買いなどという無謀なことをやって小銭を失い(馬単なら当たってた)、ええい次じゃ次じゃと。

 



◆フラワーカップ

◎⑥グローリアスサルム
◯③ホウオウイクセル

【買い目】
馬連・ワイド ③ー⑥

【着順】
③ホウオウイクセル 丸田 ◯
⑦エンスージアズム 岩田望
⑬ユーバーレーベン 丹内
⑯イズンシーラブリー 三浦
⑤クールキャット 横山典

最初5ハロンはスローだが、1000〜1600のラップがすべて11秒台となり持続力が要求される展開に。
そんな中、これまでとは芸風を変えて好位につけたホウオウイクセルが力強く抜け出し完勝。次は桜か桜スルーか、オーナーと相談して決めるらしい。

本命のグローリアスサルムは後方から特に見せ場を作れず。まあ力が足りなかったのだろうが、土曜の2レースともこれまでと異なる戦術に打って出た馬が勝っているのを見ると、無策よなぁと思ってしまう。

◆スプリングステークス

◎⑪イルーシヴパンサー
◯⑤レインフロムヘヴン
▲⑩ボーデン
△⑨ロードトゥフェイム

【買い目】
馬連 ⑤⑨⑩⑪
ワイド ⑤ー⑪

【着順】
⑭ヴィクティファルス 池添
⑥アサマノイタズラ 嶋田
⑩ボーデン 川田 ▲
⑪イルーシヴパンサー 横山典 ◎
④ヴェイルネビュラ 戸崎圭

強い雨風に見舞われ、非常にタフなレースに。
好位から競馬した1番人気ボーデンを、コーナーで進出してきたアサマノイタズラが捉えるも、更に後方から大外まわしてきたヴィクティファルスが飛んできてアタマ差交わして勝利。池添兄弟による初の重賞制覇成る。

2・3着は一時期注目されたディオスバリエンテの新馬戦組。やはりハイレベルな一戦だったのだろうか。グローリアスサルムは残念な結果だったが……

本命のイルーシヴパンサーは健闘するも4着まで。
対抗のレインフロムヘヴンは五分のスタートだったものの、最後方まで後退し、そのまま後ろの方でフィニッシュ。調子か何かの問題か、名前と違って重馬場がてんでダメだったか……次プリンシパルSあたり出てきて人気落とすなら狙ってみても良いかも。


思えばこの3歳重賞3つの勝馬はすべて前走重賞で2着だった馬。しかも1着馬とは僅差ではなくそれなりにしっかり負けてきている。
ちょっと向かう先が微妙な馬もいるが、GⅠの舞台で再びあいまみえた時には更に力をつけて逆転劇を演じるか、それとも上には上がいると思い知らされるか。

答えが出る日はもうすぐそこである。