2021 ファルコンステークス・フラワーカップ 予想

若駒たちの戦いはいよいよ佳境。

日曜日にクラシック初戦への最後のトライアルなぞも控えているが、その前の土曜日も熱い。

中京では若きマイル王を目指す快速馬たちがまさに隼のごとくスピードを競い合う。
ファルコンの和訳は海坊主ではないので注意されたい。

◆ファルコンステークス

◎⑤サルビア
◯⑥ニシノアジャスト
▲④グレナディアガーズ
△①ルークズネスト
☆⑨フォイアーロート

どえらい時計で朝日杯を制したグレナディアガーズが飛び抜けた実績馬であるが、その戦歴を見るに隙のない強さを見せたのは阪神の高速馬場でのみ。
専用機ということもなかろうが、ある程度時計の掛かる中京という、まったく逆の条件では不覚があってもおかしくないのでは。

本命はそのグレナディアガーズを新馬戦で敗っているサルビア。
重賞を走ったここ3走はすべて掲示板にも載っていないが、ダメダメだったのはファンタジーSぐらいで、他は着順ほど悪い走りはしていない。先行して飲み込まれたクイーンCでも最後はまた伸びたりしていた。
きっと地力はある。中穴どころだが真価を発揮してくれることに期待してみる価値はあるかと。

相手筆頭は更に穴馬のニシノアジャスト。
過去走見る限り、スムーズに走れればここで通用する程度には強いんじゃないかと思えてならない。きっと今は強さがバレる前なんじゃなかろうかと。

 


中山では桜に滑り込もうとする者と、既に樫を見据えてる者との思惑が交錯する女の戦い。

◆フラワーカップ

◎⑥グローリアスサルム
◯③ホウオウイクセル

グローリアスサルムの2走前、早めに進出していくソーヴァリアントをマークする形でついていき、しっかり差し切って勝ったのは着差以上に評価できるのでは。
前走4着だったフリージア賞ももう少し早くに追い出せればと思わせる脚色は見せた。
距離短縮だがテンで遅れをとりすぎなければ十分やれるんじゃなかろうかと。

相手はフェアリーS2着のホウオウイクセル。こちらも後ろ寄りからの競馬になるだろうが、自在性が高く、力上位と見る。



最後にちょっと。

夕刻、遅番労働の休憩時間、本格的に検討を始めるぞと息巻きながらスマホを開いたところ突然の訃報が飛び込んできた。
動揺、哀しみ、自分にもいつか訪れる別離の時への物想いなど感情は色々揺れるが、競馬に多大な貢献をし、また誰よりも競馬を愛した方に最大の敬意を表したい。

合掌。