2021クラシックへの道⑲ 時計の速さはさほど重視すべきでないが軽視しすぎるのもよろしくない(2020.9.19-20)

一度サボってしまうと、なかなか腰が上がらなくなってしまい、始めちゃえば楽しいとわかってはいるのだが再開まで時間を要してしまうという点では、ジョギングも2歳戦の回顧も同じようなもの。
というわけで、ほぼひと月前のレースを振り返る。

9/19(土)


◆中山4R 2歳未勝利 芝1600外 曇 良

④スペシャルトーク 柴田善
③コスモチョコラトル 丹内
②サツキティアラ 藤田菜/⑨ジェミニテソーロ 三浦

15人気のコスモチョコラトルがペース緩めぬ逃げを打ち、好位にいたスペシャルトークのみが捕まえて最後は2馬身差つけての勝利。新馬戦の好パフォーマンスは馬場のバイアスのおかげではなかったらしい。


◆中山5R 2歳新馬 芝1800 曇 良

④スルーセブンシーズ ルメール
⑫インナリオ 丸山
⑭アラビアンナイト 戸崎

スタート出遅れるもののどスローもあってか楽に中団につけたスルーセブンシーズが大外まくってラストは余力もありげな様子で勝ち抜け。出遅れはどうにかしたいが将来性十分。


◆中京3R 2歳未勝利 芝1600 晴 良

⑤レッドベルオーブ 福永
⑨カスティーリャ 松山
⑧マリーナ 坂井

2歳未勝利戦としては破格のハイペースを先行して、これまた破格の2歳レコードでレッドベルオーブが勝利。ほぼ勝ちと変わらない競馬をした新馬戦は力のいる馬場、今回は高速馬場と、どちらの適性もあることが証明されたことは強み。
時計からも内容からも重賞でも期待したくなる。


◆中京9R 野呂菊ステークス(OP) 芝1600 晴 良

①ホウオウアマゾン 松山
④ダディーズビビッド 武豊
②フラーズダルム 川田

5頭立てでゆったりペース。直線では5頭とも使った脚は大差なく、最も良い位置つまり一番前にいたホウオウアマゾンが逃げ切り勝ち。松山騎手はスローのヨーイドンにはしたくなかったので〜とコメントしていたが、こういうのをヨーイドンって言うんじゃないの? まあ勝ったから良しだが。
なお、ペース・展開が全く違うとはいえ、同日同距離でレッドベルオーブの未勝利戦は勝ち時計が2秒以上速かったことは覚えておきたい。

 



9/20(日)


◆中山2R 2歳未勝利 芝1800 曇 良

②サンズオブタイム 横山典
⑨アラモードバイオ 石橋脩
①ロスコフ 田辺

かなりのスローで入り、6ハロン7ハロンぐらいでピッチを上げて隊列を縦長にして逃げ切りを図ったアラモードバイオ石橋脩の目論見が成就しそうに思えたが、中団で一時は先頭からだいぶ引き離されたサンズオブタイムが測ったような差し切り勝ち。
アラモード&バシシューはデビューから3戦連続2着。そのうち勝ち上がるとは思うが、先行力がありそこそこ強い馬ということで目標にされる展開が多くなりそう。


◆中山5R 2歳新馬 芝1600外 曇 良

③ペイシャフェスタ 武士沢
⑨ラングロワ 藤田菜
⑩マオノジーナス 田辺

逃げ馬を好位で見ていた2頭の叩き合いになり、ペイシャフェスタが抜けて勝利。なおこの勝馬は次走サフラン賞で1秒差以上つけられて負けている。
デアリングタクトの全妹・マオノジーナスは中団から伸びて3着と、今のところ強いとも弱いとも言い切れない結果に。


◆中京5R 2歳新馬 芝2000 晴 良

⑥ジュンブルースカイ 福永
②サトノスカイターフ ルメール
①メイセキム 和田竜

スローペースを中団で進み、コーナーで徐々に進出して直線に入る頃には先頭に立ち、上がり勝負を位置取りの優位もあって押し切り勝ち。人馬ともにナイス。


そんなにタイムにこだわりすぎるべきではないが、全く気にしないのもどうかという点ではジョギングも2歳戦の回顧も同じようなもの。
というわけで、あの馬を注目馬として推したいと思う。


◆にわか的注目馬
レッドベルオーブ