2021クラシックへの道㊼ 若きマイル王者は何処へ向かう(2020.12.20)

2歳のマイル王が決まった日。あの頃はなんだかんだ春の本番はまだ先と思っていたが、気がつけばもうすぐそこ。
ここで振り返り、先を展望するのも意味があるのではと信じて回顧。

12/20(日)


◆中山4R 2歳未勝利 芝2000 晴 良

⑨ロードトゥフェイム 木幡巧
②アンドルディース 石橋脩
⑯ウインチェレステ 横山武

後方からまくって直線の入りでは先頭に並んでいたロードトゥフェイムが千切って勝利。次走も不良馬場の中山で強い勝ち方をしており、タフな馬場に強いタイプか。


◆中山5R 2歳新馬 芝1600外 晴 良

⑦ビジューブリランテ 横山武
⑪ゴダイリキ 石橋脩
⑧イズンシーラブリー 大野

馬場状態を考えると緩みのないペースだったが、番手にいたビジューブリランテが抜け出してそのまま粘る。
後方から猛烈な末脚で追い込むも時すでに遅しだったイズンシーラブリーは次走勝ち上がり、その次のクイーンCでもさほど差のない5着に健闘。

 


◆阪神2R 2歳未勝利 芝1800外 晴 良

⑦タガノディアーナ 和田竜
⑫アンドヴァラナウト 福永
⑧シュトゥルーデル 岩田望

牝馬限定戦。
中団から好位の馬群で脚を溜めていたタガノディアーナが最後は抜け出て勝利。


◆阪神4R 2歳未勝利 芝1600外 晴 良

⑫サルファーコスモス 川田
①リッケンバッカー ルメール
⑨マテンロウアレス 横山典

好位から内をついたサルファーコスモスが叩き合いから最後またひと伸びして勝ち上がり。次走エルフィンSも勝利し、桜花賞へと。


◆阪神5R 2歳新馬 芝2000 晴 良

⑨タイソウ 松山
⑧マイプレシャス 武豊
③サトノマジェスタ 戸崎圭

どスローの番手にいたモーリス産駒のタイソウがコーナーで後続に詰めてこられるも終始手応え良く、直線では突き抜ける。3馬身差で敗れた2着馬は次走余裕で勝ち上がるが、勝ち馬は重賞戦線苦戦中。


◆阪神6R 2歳新馬 芝1400 晴 良

⑤エルカスティージョ 福永
①ジューンブルーム 坂井
⑧ジュンワンポイント 幸

牝馬限定戦。
3番手で先行し、直線で抜け出すやそのまま影も踏ませずエルカスティージョ完勝。対戦相手の次走を見るとレベルはかなり低かったことは否定できない。


◆阪神11R 朝日杯FS(GⅠ) 芝1600外 晴 良

②グレナディアガーズ 川田
⑦ステラヴェローチェ 横山典
⑧レッドベルオーブ 福永
⑪バスラットレオン 坂井
⑥ブルースピリット 藤岡佑

このレースについてはこちらを。
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◆中京5R 2歳未勝利 芝1400 晴 良

⑯ルチェカリーナ 吉田隼
③セリシア 亀田
⑤テリーヌ 富田

後方から外をまわして末脚に賭けたルチェカリーナが最後にとらえきり勝ち上がり。2走後に混合のこぶし賞を勝ち、桜への道が開ける。


朝日杯上位馬の展望を見ると、ステラヴェローチェは共同通信杯叩いて皐月へ、レッドベルオーブは皐月直行。しかしあの強かったグレナディアガーズは次走ファルコンSからおそらくNHKマイルとのこと。
適性を考えての適切な判断なのかもしれないが、皐月にはチャレンジしてもらいたかったなぁと。やはり3歳春までは基本的にはどの馬もクラシックを目指してほしい、まして暮れの王者はと思ってしまう。皐月でダメならマイルカップでいいじゃないと。

まあニワカのくせに老害みたいな意見を述べていることは百も承知だが。いちファンが現実よりも浪漫を追いたがることぐらいは自由であろう。