2021クラシックへの道⑰ 秋競馬開幕(2020.9.12)

秋競馬開幕。

中京をどっち扱いするかは議論があるようだが、まあトライアルなども行われる当開催においてはローカルでなくメイン場扱いで良いだろう。
各陣営、いよいよ期待馬有力馬を下ろしてくるのではと、クラシックへと向けてこれまで以上に刮目せねばと思っていたところ、ある競馬場について少し気になるデータが。

それについては次回として、まずは土曜のレースを振り返る。

9/12(土)


◆中山5R 2歳新馬 芝2000 雨 稍

⑪マーサーアン 和田
⑦フェアビアンカ Mデムーロ
⑧シングマイハート 横山武

開幕で時計の掛かる馬場ではあったものの、さすがに38.7→1:05.4のどスローで単騎逃げさせてしまっては、よほど強い馬でないと届かせることは困難。クビ差まで迫ったフェアビアンカを評価すべきレースかもしれない。


◆中山9R アスター賞(1勝クラス) 芝1600外 曇 稍

②ドゥラモンド ルメール
④イルーシヴパンサー 横山典
⑦モメントグスタール 大野

平均ペースで流れたレースを、後方から大外回したドゥラモンドが全馬交わしさり無傷の2勝目。そこまで突き抜けておらず、むしろ思ったより手間取った感は否めないが、先行有利の馬場状態を踏まえるとやはり能力はあると見るべきか。
明確な課題はゲート。新馬戦ではやや出負け程度だったところ今回はハッキリと出遅れ。重賞勝ち負けを期待するには是非克服したい。
イルーシヴパンサーは直線追い出しを待たされなければもう少し迫れた筈。

 


◆中京1R 2歳未勝利 芝1400 晴 稍

⑩グランデフィオーレ 松山
⑤セリシア 岩田康
⑦シゲルセンム 幸

阪神の新馬戦で単勝2.1倍の鳴り物入りでデビューしたグランデフィオーレが3戦目にして抜けた脚色で完勝。左回りが良かったか、鞍上乗り替わりが良かったか、もしくは単に相手が弱かったということも有り得る。


◆中京3R 2歳未勝利 芝2000 晴 稍

②ワールドリバイバル 藤岡康
③アズユーフィール 国分優
①タイキドミニオン 北村友

エピファネイア産駒のワールドリバイバルが勝ち上がり。スローで流れて前で決まりそうなところ、外に持ち出して強襲した2着馬の脚はなかなかのものだった。


◆中京4R 2歳新馬 芝1600 晴 稍

⑫サトノルーチェ 幸
⑦スパークル 川田
①ジェラルディーナ 岩田康

後方から人気のスパークルやジェラルディーナが良い末脚披露するも、先に抜け出していたサトノルーチェには全く届かず。


◆中京5R 2歳新馬 芝1400 晴 良

④ポールネイロン 藤岡佑
⑥マリオンエール 幸
②エリカシャンス 北村友

ポールネイロン驚愕の8馬身差逃げ切り勝ち。それも大逃げを打って後ろが手を拱いていたとかではなく、直線に入ってからみるみる差を広げての勝利というのは大分価値があるのでは。


秋競馬初日にして、クラシックの一戦と同舞台の新馬戦があったりと、いやがおうにも盛り上がってこようというものであるが、冒頭で述べたデータにはびっくらポンしている次第。

まさかあの競馬場でデビューした馬が……


☆にわか的注目馬
ポールネイロン