2020 アルテミスステークス 感想戦(2021クラシックへの道)

実に昨年の有馬記念デー以来の競馬場現地観戦となった10月最後の土曜日。
できれば三週連続でどえらい金字塔が建てられたGⅠをどれかしら現地で観たかったのだが、まあ贅沢言っても仕方がない。

いつもと変わらずそこにあり、でもいつもとは全然違う風景。

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まだスマートシートは販売されておらず、馬場近くまでは行けないものの一般席エリアは開放されており、人けの少ない客席を好き勝手にうろうろし、たまに指定席に充電しに帰るという実に贅沢な観戦体験となる。
プレミアム感と物哀しさが同居する、不思議な感覚。

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いつまででも浸っていたいが、レースは次々進行し、あっという間にメインレースの時間。歴史は浅いものの超がつく大物も輩出されているレースに、気を引き締めて臨む。

◆アルテミスステークス

◎⑯ヴァーチャリティ
◯⑦ウインアグライア
▲④クールキャット
△⑨オレンジフィズ
△⑮モリノカンナチャン

【買い目】
馬連・3連複 ④⑦⑨⑮⑯
ワイド ⑦ー⑯

印に順序はつけているものの正直まだ力関係は見当もつかないのが本当のところ。
馬連ボックスでも引っかかれば十分の見返りがある組合せなので、無理に軸は決めずに。

 


【着順】
⑭ソダシ 吉田隼
⑥ククナ ルメール
⑬テンハッピーローズ 田辺
②ストゥーティ 石橋脩
④クールキャット 津村 ▲

一際目立つ馬体のソダシがまず前へ出るも、オレンジフィズが主張してくるやあっさり譲って番手につく。結果を知った後に改めて見ると、そんな様も悠然とした王者の風格のようなものを感じる。

特につつき合いなどもなくスローで流れ、直線脚比べ。先行していたソダシに33.9で纏められては他馬には為す術なし。世代で一番乗りの重賞2勝馬となる。
2着には後方から突っ込んできたククナ。
こちらの買い目は皆振るわず。単に弱かったかスローのスピード勝負は分が悪かったか。ソダシと並んで好位につけていたウインアグライアに関してはもっとタフな展開でこそ輝きそうな気はするのだが。

上位馬について、当方とて決して軽視していたわけではないが、妙味も踏まえて考えると北海道場所しか経験のない人気馬たちより中穴どころが面白いと判断していた。
ていうかこのレースがこうも人気順に決まるとは思えなかった。世の馬券師諸兄の眼力へ畏敬の念を覚え、己の節穴ぶりへは落胆。

こんなに神々しい駿馬をまたも疑うなんて。
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今年初めてであり、特別感満載の現地観戦もボウズで終わったとなれば苦い思い出でしかない。
幸いまた2歳重賞のある次の土曜日もスマートシートが当たっており、リベンジの機会はすぐにやってくる。

養分がまたやってきてくれたなどと嗤われてなるものか。