2021 オールカマー 感想戦

秋の古馬王道だったりエリ女だったりを目指す強豪の始動戦として使われたり、普段ローカルが主戦場の馬には一つの目標だったりのGⅡ戦。
しばしば大物が参戦したり、それ以外でも名の知れたお馴染みの馬が顔を揃えるので、以前はしばしば現地で観戦していたが、思えば最後に行ったのは三年前のレイデオロの年。

ご時世を抜きにしても、GⅠデー以外で現地に行くことがめっきり減ったなぁなどと顧みつつ、今年もまたテレビモニターを通じての観戦。
まあ、競馬というのはどんな楽しみ方でも受け入れてくれる。まさにこのレース名のように。

◆オールカマー

【着順】
①ウインマリリン
②ウインキートス
⑪グローリーヴェイズ ◎
⑫レイパパレ
⑯ステイフーリッシュ

 


抜群のスタートを切ったのが何頭かいた中、外枠からロザムールが主張していき、ハナをとりきる。それでいて前半のペースはどスローとまではいかずとも、適度に緩やかで、こりゃもしかしたら皇成イイ仕事をやってのけたのでは?と期待膨らむ。
が、番手のレイパパレにしっかり鈴を付けられており、出負け気味で後方にいたグローリーヴェイズも早めに進出してきてつつかれてしまい、GⅠ馬2頭の圧の前にあっさり陥落。まあしょうがない。

そんな強者たちの間を割ったのは、そのすぐ後ろの好位に位置どり、ラチ沿い経済コースを回って力を蓄えていたウインマリリン。
そして更にその後方、やはり最内で溜めていたウインキートスが続いて抜けてきて、ウインウインのワンツーを決める。

思えばこの2頭もなかなか因縁深い。
3歳春のミモザ賞でワンツーを決めた同期同クラブの牝馬2頭が、一方はエリート街道、もう一方は叩き上げで戦歴を積み重ね、4歳春の重賞で相見えるも1着とシンガリでエリートの完勝。
お互い更に力をつけ、秋の重賞での再々戦はまたワンツーとなり、それぞれ次なる戦いへと切磋琢磨していく……
とか、まあ走ってる馬にしてみれば勝手な妄想も甚だしいのかもしれないが。

宝塚記念の様子を踏まえると、あるかなと思っていたが、やはりレイパパレはしまいが甘くなり4着まで。
勝ち馬や2着馬ともどもエリザベス女王杯に向かうのかなと思うが、天候や展開読み次第で取捨が明確に分かれる存在かなと。

ウイン2頭とも軽視してた当方は今週もまた大ハズレ。
ロザムールはまあやるだけのことやったし、キングオブコージも積極的に位置をとりにいき、今回は勝つ競馬モードのノリさんだったのでまあ仕方ない(それにしても伸びなかったなぁ……)。
そういや、よく考えたら二年連続牝馬のワンツーだったのね。


さて、当方昨年一昨年と、秋の出だしが抜群に良かったのでタカをくくってしまっていたが、今やかなーりヤバい状態。全然当たらん。お金がどんどん消えていく。
神頼みは好むところではないのだが、GⅠ開幕前に、かねてより気になっている神社にお参りに行き、伸ばし伸ばしにしている部屋掃除なぞもして、せめて身と心を清めて勝負の季節を迎えようかと。