2021 スプリンターズステークス 予想

誰しもが言うことであるが、おじさんになると月日の経つのが本当に早い。気がついたら今年もあと3ヶ月とか、ちと途方に暮れてしまう。
そんな折にGⅠが開幕するということで、ここからが熱く、ここから更に加速していく。
置いていかれぬよう、年末までひたすら突っ走る日々がまた始まる。

というわけで、久々の予想記事。

◆スプリンターズステークス

◎⑫レシステンシア
◯⑬アウィルアウェイ
▲①シヴァージ

 


土曜の中山で顕著だった前残り傾向にあえて逆らい、むしろだからこそ、大外でもかっ飛ばすモズスーパーフレアに、ビアンフェをはじめとした逃げ・先行指向の馬たちが結構ついていき、メインレースだけは過酷なハイペースになると決め打ちしてかかろうと思う。

そんなレースになろうとも、この距離ならレシステンシアはやはり強いんじゃないかと。
高松宮記念では差す競馬でクビ差2着となり、超高速のヴィクトリアマイルでも残り100mぐらいで力尽きるまでは強さを見せていた。
鞍上のルメールがペースに合わせて適切な競馬をしてくれれば、まず馬券内は固いかと。

展開も味方しなかったとはいえ香港でこれといって見せ場なく敗れて、初めて半年近くの期間をあけて出てきたダノンスマッシュや、初中山で同じ右回り直線坂有りの阪神では少し成績が劣るピクシーナイトは人気を考えたら買いたくないなぁと。ちなみに同じく初中山のレシステンシアはどこでも好走できるタイプかと。

なので相手は、展開を考えて1頭ぐらい後ろから穴どころが突っ込んでくるんじゃなかろうかと思い、探してみた。

昨年、グランアレグリアの更に後ろから上がってきて、まんまと3着に入ったアウィルアウェイがその筆頭候補。先導役はいなくなったが、あの再現に期待。
馬場が渋ったり、展開が向かなかったときはてんでダメだが、2走前に上がり最速でピクシーナイトと0.1差で走っており、その時からの斤量増減と人気と今回展開は向く(予定である)ことを考えたら、買いたいのはこちら。戸崎やってくれ。
土曜夜のゲリラ豪雨で、思いのほか馬場が悪くなっていたら再考しようかなとは考えているが、まあ乾いてくれるでしょう。

もう一頭は末脚マンのシヴァージ。持ち時計は無いが、あの豪脚はかなりの魅力。
いかにも最内が却って良くなさそうだが、前が速くてある程度縦長の隊列になってくれれば、良きところで外に出したり、進路を見つけるのはあまり難しくない可能性もあると見ている。
また、最後方かその近くからドカン一辺倒だったこの馬だが、教育に定評のある福永祐一がシルクロードSを勝たせて以来、少しは勝負になる位置につけられるようになってきており、テン乗り吉田隼人のエスコート次第ではアッと言わせてくれるかもしれない。


この3頭に絞るならワイドでも十分。
秋初戦から狙いすぎの無謀な暴走か、それとも奇跡の始まりとなるか。
祝杯片手に異国の大レースを観戦したいものなのだが。