2021 アーリントンカップ・中山グランドジャンプ 予想

やっと土日とも好天のもと競馬ができる週末が来たかと思えば、今週はまた西も東も雨燦々であるという。
せめてもの救いは、土曜深夜か日曜未明のうちに雨は上がり、馬場はともかくお空はピーカンのもとGⅠが開催できそうなことか。

ただこっちの重賞はそうはいかない。
翌日のGⅠを諦め、または初めから眼中になくマイル路線を邁進せんと集まった若駒たちは、雨中での決戦を余儀なくされることに。

◆アーリントンカップ

◎⑧ピクシーナイト
◯⑨ホウオウアマゾン
☆①トーホウディアス
☆④バルドルブレイン

雨で馬場が荒れること不可避となると、馬券も荒れて大儲けと目論みたくなるところだが、いろいろ考えた結果きわめてシンプルに、唯一重賞勝ちのあるピクシーナイトを本命にした。
中京の実績鵜呑みにすべからずといったにわか流格言はあるものの、さすがに2着馬も3着馬もその後重賞を勝ってるとなると評価しても良いだろう。
2走前のゲート難が再発しないか、荒れ馬場への適性がどうかなど不安要素はあれど、まあ地力最上位と見た馬を買っとこうかなと。人気はあれど仕方がない。

相手はこれまた人気どころだが重賞2着、GⅠ出走の実績のあるホウオウアマゾン。こちらは重馬場での勝ち鞍という担保付き。
朝日杯は3番人気に推されたものの案外だったが、陣営いわく度外視して良いらしい。

穴開け要員として期待するのは、雨降りしきりタフになった馬場でどの馬も持ち前のキレ味を損なわれる中、内枠で距離ロスなく先行し、そのまま粘ってしまいそうな2頭。
トーホウディアスもバルドルブレインも1勝馬ではあるが、穴は後ろからでなく前から開くことの方が多いということで。

 


そして東では障害の大一番。

◆中山グランドジャンプ

◎②ケンホファヴァルト
◯⑥メイショウダッサイ
▲④オジュウチョウサン

昨年の中山大障害を改めて見ると、早めに前を捕まえにいった上に、直線は暮れの中山の荒れていた内側を通ったケンホファヴァルトは相当強い競馬をしている。
メイショウダッサイはその大障害を含めて重賞3連勝中で新たな王者の風格十分であるが、ここは逆転もあり得ると見る。

王者といえばやっぱりオジュウチョウサンを忘れてはいけないし、忘れるわけがない。
現地で目撃した昨秋の敗戦は衝撃的なもので、元々飛越はギリギリの馬だったのが更に危なっかしくなっているのを見て、さすがにもう現役を終えた方が良いのかなと思ったりもした。
鞍上ともども正直なところ期待より不安が大きいのだが、もしあの敗戦が単なる調子落ちで、昨年の強さを取り戻していたら当然最有力候補だし、一昨年なら最強、3年前なら無敵である。
どういう姿を見たいかは言うまでもない。

ただこのレースについては、とにかく全人馬無事に帰ってくることを祈るばかりである。
雨脚が強くなるのがこのレースの後になってくれれば良いのだが……


いや障害レースに限らない。そんなことはあり得ないのかもしれないが、今後全てのレースで全ての人と馬が無事に帰ってきてくれることを願いたい。
あと私めのお金も無事に、もとい増えて帰ってきますように。