2021クラシックへの道㊾ 若駒に正月休みなし(2020.12.27)

令和二年の中央競馬最終開催日。
前日のホープフルSにて若駒たちの戦いは一旦ひとくぎりとか言いつつも、既に春への戦いは始まっている。

12/27(日)


◆中山3R 2歳未勝利 芝1600外 晴 良

①クリーンスイープ ルメール
③ラインプリンス 武藤
⑩マイヨアポア 大野

34.4-37.7の後傾ラップとなるハイペース。スイープトウショウの仔・クリーンスイープが後方から末脚一閃まとめて差し切る。


◆中山5R 2歳新馬 芝2000 晴 良

⑫ホウオウサンデー 武豊
⑬ルナベイル ルメール
⑮セブンデイズ 黛

スローと見てとり向正面で上げていき先頭に立ったルナベイルを、好位から抜け出したホウオウサンデーが並ぶ間もなく抜き去り勝利。
しまいまで手応え抜群で、そのタイムから馬鹿にしたら痛い目に遭うかも。

 


◆阪神4R 2歳未勝利 芝2000 晴 良

⑬ハッピーオーサム 岩田望
②ジャックドール 藤岡佑
①アリーヴォ 西村淳

スローの先行勢から先に抜けた白帽2頭を、好位から良血ハッピーオーサムが交わして勝利。


◆阪神6R 2歳未勝利 芝1400 晴 良

②トップスターサン 吉田隼
⑪ブリリアントキング 藤岡康
⑥フォーエバーカヨ 藤井勘

ペースは平均ぐらいで、好位からトップスターサンが抜け出して勝利。南半球産のため斤量恵まれたのも大きかったか。


◆阪神7R 2歳1勝クラス 芝1800 晴 良

③エンスージアズム 岩田望
①レイオブウォーター 吉田隼
②タケルジャック 団野

5頭の少頭数。
スローで逃げたタケルジャックにぴったり付いていたエンスージアズムが直線追い比べを制して勝利。やや後ろからレイオブウォーターが突っ込むも2着まで。


このブログでは対象としていないダートや短距離レースも含めると、この日2歳のうちに初勝利を挙げることができた者は10頭、2勝目を得た者は2頭。
まあ勝馬の関係者らはこれでひと安心、良い年越しができると胸を撫で下ろしたことだろうが、当の若駒たちにはそんな暇はない。

既に功名を立てた者、冬に間に合わなかった者、初めから先を見据えている者。彼らが入り乱れて世代の頂点を目指し、春への戦いは更に苛烈に。