2021 オーシャンステークス・チューリップ賞 予想

3月に突入。まだ朝晩など冷え込んだりもするものの、だいぶ暖かな空気に包まれる日も増えてきた。
競馬の方も春到来。GⅠ戦線開幕も間近に迫っており、また今週より6月頭の安田記念ウィークまでずっと土日とも重賞開催と、まさしく春爛漫。

福島が開催不能に陥ったり、もらうべきでないカネをもらっている輩どもが存在したりと、競馬界は平穏とはとても言えない情勢であるが、まあそれはそれ。我々は豊潤な季節を存分に楽しむことにしよう。
まずは目の前の週末から。

◆オーシャンステークス

◎⑥ヒロイックアゲン
☆⑤アンヴァル

別にふざけてるわけでも、ラッキーカラーが赤だったわけでもない。至って真面目にこういう予想となった。

人気しているのが、速い持ちタイムのない上がり馬と、中山どころか関東輸送が初の馬ということで、穴馬の食い込む余地は十分と見る。
戦績にムラがある馬が多く、展開とリズム次第でどの馬にもチャンスはあるとなると、追求すべきは妙味。

前日時点でブービー人気のヒロイックアゲンであるが、明らかに舐められすぎ。
前走は直線で体当たりされた上に挟まれており、前々走はスタート直後に躓いて後手を踏んだ上に直線はあまり伸びないところを通っているのだが、どちらもそれなりの格好はつけている。
戦績を振り返ると出世こそ遅れたものの芝に転向してからの馬券内率は非常に高く、どこでも相手なりに走れる馬なんじゃないかと。
展開の上でも千直で鍛えたダッシュ力をスムーズに発揮して好位につけることができれば、あっと言わせるだけの粘りを見せられるんじゃないかと。

本命が大穴なので単複のみとかで良いのだが、同枠のアンヴァルもムラがあるもののハマれば強く、組み合わせて大万馬券を狙うのもアリかもと思っている。

 



◆チューリップ賞

◎②ストゥーティ
◯④シャーレイポピー

こちらも人気しているのが、今回は折り合い最優先である上に本番への切符は既に掴んでいる馬と、2戦目にして見せ場なく敗れた馬となると、その辺りは走ってしまったら仕方ないと嫌いたくなろうというもの。

これまで4戦すべて異なる競馬場でマイルのみ走っており、なにげに今回の阪神で現行マイルを走れる競馬場コンプリートとなるストゥーティだが、どこでも一定の好走をしており、安定感は今回のメンツの中で一番。
これまで関西圏では福永騎手が騎乗していたが、同じクラブの別馬に乗るとなるや、松山騎手を手配するあたり、牧場サイドも期待の一頭なのではないだろうか。

その福永が選んだか選ばれたか、シャーレイポピーも前走は出遅れて敗れたものの、今回と同舞台の未勝利戦での鮮烈な逃げ切りを見るに怖い存在だなと。

まあ主要トライアルとしては稀に見る微妙メンツとなってしまったこともあるので、鞍上に目を向けて昨年の三冠ジョッキーが配されているこの2頭に絞ってしまおうかなと。


長きにわたる春の陣。
まずは幸先良い一撃が決まってくれれば。