2017 東京スポーツ杯2歳ステークス 感想戦

よくよく思えば有馬記念がもうすぐそこってことは、若駒たちの王者決定戦も間近に迫ってきてるわけであり、古馬の戦いよりそっちの方がむしろ注目なんていう好事家の方も中にはいらっしゃるのではないだろうか。
でも、そういうのはあまり人前で言わない方が良い。

数年前、夏の甲子園のベスト4ぐらいで盛り上がっている時期に、いいトシしたおっさんが若い女性に、
「俺ぐらいになると、もう甲子園なんて興味ないからね。他の学校は秋の予選に向けて新しいチーム作りが始まってて、そっちに注目してるから」
みたいなことを、ドヤ極まりない顔でのたまっているのを目撃したことがあるが、目の付け所が違う俺カッケーと言いたいだけの軽薄なバカにしか見えず、多分部下とか後輩であろう女性の方も苦笑いするばかりだった。

まあ、余談はさておいて。

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◆東京スポーツ杯2歳ステークス

◎①コスモイグナーツ
◯③ワグネリアン
▲⑦ルーカス
△⑤シャルルマーニュ

【買い目】
単勝 ①
3連複 ①ー③ー②④⑤⑥⑦

人気薄のコスモイグナーツの逃げに期待。後ろでワグネリアンとルーカスが牽制しあえば、スルスルっとつかまらず行ききってしまうとかあるんじゃないかなあとか。
 


【着順】
③ワグネリアン ◯
⑦ルーカス ▲
⑤シャルルマーニュ △
④カフジバンガード
②ゴールドギア

圧倒的な完勝劇。ワグネリアンにとってルーカスは牽制し合うほどの相手ではなかった模様。
馬券は散ったが、良いもの見れたなあと。できれば現地で観たかったところ。
当然年末の主役候補であり、順調にいけば来春も有力候補になることは間違いなく、ひょっとしたら福永祐一をダービージョッキの栄冠に導くかも……なんて妄想でご飯三杯はいけてしまう。
どうか陣営は外国人騎手に乗せ替える、なんてマネはしないでいただきたい。


また余談だが、暮れに行われる若き王者決定戦。そして、そこはすっ飛ばした馬、遅れて台頭してきた馬も交えて春には真の頂点を争う。
クラシックの後には、古馬との戦いに打って出て、その頃には新たな世代の戦いも始まっていて、やがてかつての若駒は迎え撃つ立場になって……競馬って面白すぎるだろと。

今まさに、古馬との戦いに突入した3歳世代が古馬GⅠを立て続けに制覇するなど、破格の快進撃を見せており、大いに盛り上げてくれている。
が、個人的にはかつて最強世代と言われながらも、輝きが失われつつある4歳世代の巻き返しに期待したいなあと。

サトノダイヤモンドは凱旋門惨敗後、年内回避で有馬にも出ないという。
マカヒキはなかなか馬券内にも入れず、すっかりトップ争いの圏外扱い。
そして、ディーマジェスティはまさかの引退……

このまま谷間の世代で終わるのは悔しいじゃないか。
レインボーラインを筆頭に、巻き返しを見せて、来年の今頃は王者の風格をもって若駒たちを迎え撃ってもらいたいなあ、とか思ったり。

まあ、それはさておき、ディーマジェスティにはおつかれさまを言いたい。