何をやるかではなく、何をやらないか、なのかなあと

今週のお題「2017年にやりたいこと」

 

何かを成すには人生は短すぎる。
何もしないには人生は長すぎる。

的な言葉を聞いたことがあるが、それにつけても年々痛感させられるのが、人生で与えられた時間は有限であるという、あまりに当たり前すぎる真理。

「2017年にやりたいことは?」と問われるならば、あれもしたいこれもしたい女の子は欲張りよといった勢いで、際限なくワナドゥが出てきてしまうだろう。
それらを思いつくままに列挙して、どれだけ実現できるかなあ? などと夢想するのも虚しい年齢になってしまったなと。

人は、やりたいことすべてをやることはできない。
知らないわけではないつもりだったが、若い頃は理解していなかった、厳然たる現実。

例えば昨年、自分は競馬という最高の趣味と出会い、ブログという自己発現の場とめぐり合い、まあそれなりに好きなことやってきた1年ではあった。
が、その一方で、やりたいなと思っていて出来なかったことが山ほどあった。
もっと本を読みたかった。落語を観に行きたかった。しっかりランニングをしたかった。将棋の勉強がしたかった。サッカー観戦をしたかった。海に行きたかった。映画もいっぱい観たかった。。。

大半の「やりたい」ことは「やりたかった」ことに変わってしまい、新たな年を迎えた今、真剣に考えないとなと思うのは、やりたいことのうちどれを選ぶか。
即ち、どれを切るかということ。

漫然と日々を暮らしていると、どうしても手軽なスナック感覚のやりたいことにばかり手を付けてしまい、ヘヴィーでエネルギーを必要とする、その分だけ達成感もひときわ大きいやりたいことにはなかなか手を付けられなくなってしまう。
人間なんてそんなもの、かどうかはわからないが、少なくとも自分はそう。

とりあえず昨年、一切のソシャゲを切ることにした。
まあ楽しく遊んでいたし、時間を費やす価値が無いものとは言わないが、少なくとも自分にとってはその他の様々なやりたいことより序列が下だなと断ずることが出来たので。
それで捻出できた時間は、ほぼブログ執筆と競馬の検討に当てられてる勘定になるだろうか。
世間的には、競馬の方がより下らない所業だととられるかもしれないが、この際、世間一般の価値観において有意義かどうかは関係ない。
自分の物差しにおいて、時間がより有効に活用できたかという点での首尾はまずまずといったところ。

が、まだ見直しの余地はある。
無駄に浪費している時間を減らしていくのは勿論のこと、それなりに有効に使っている時間も、より自分にとっての価値を高めることが出来ないか、よく考えなければならない。

あまり多くの時間は与えられていないのだから。