そうだ、京都へ行こう
小倉旅打ちの折に、さすがに頻繁に旅打ち行きすぎだなー、金銭的にもヤバくなってきたし、しばらくは控えて、次はもう少し東京で頑張ってる実感を抱ける状態で旅立つことにしようと心に誓ったものだった。
が、天皇賞・春。
伝統ある王道レースに、推し馬・レインボーラインが出走し、有馬記念3強に立ち向かう。
どれぐらい観に行きたいかと問われたら、ヤバイぐらい、と答えるだろう。
でもお金がない。
競馬では負けっぱなしだし、もう何ヶ月も赤字生活。ここで新幹線回数券も使えないうえに宿も高い時期に京都なぞ行くのは、破滅的なデカダンス。
とりあえず指定席の先行抽選が当たったらどうするか考えようなんて申し込むも、あえなくハズレ。やっぱ今回は諦めるかな……と。
しかし一周年。
自分が競馬に魅了されたのは昨年の天皇賞春の日。サイクリングの目的地として何気なく選んだ東京競馬場にて。
あれから一年の特別な日なんだし、ちょっと無茶して特別なことやっても良いんじゃないか。
そんな日に、この春ダントツで生観戦したいレースを観に行っちゃっても良いんじゃないか、むしろ観に行くべきなんじゃないか。
ちなみに、春の生観戦したいランキング次点の宝塚記念の時期は職場が繁忙期なので、離職でもしないと観に行くことは難しい。まあ少なくとも今年は現実的ではない。
秋の王道路線は東京か中山で開催することを考えると、旅打ちで見たい競馬としては、この先しばらく春天以上のものはないだろう。
いずれ京都に行く機会は訪れるだろう。
天皇賞だってそのうち生で観られるだろう。
でも。
再度頂上決戦で相見えるサトノダイヤモンドとキタサンブラック
再度の輝きを放とうと虎視眈々のゴールドアクター、ディーマジェスティ
いよいよ大舞台に臨むシャケトラ
そして、挑戦のレインボーライン
これが観れるのは今年の天皇賞・春だけのわけで。
それに今年の夏は予定通りドラクエ出たら、旅打ちには行けても1回になるだろう。
こんな風に色んな口実を用意して、決断に至った。
そうだ、京都へ行こう。