2021 ホープフルステークス 感想戦

今年最後の中央競馬開催日、そしてラストの現地観戦となった中山競馬場。

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これまでの指定席とスマートシートに加え、入場券だかスタンディングパスだかでも客を入れるようになり、その分良からぬ輩も大分戻ってきた模様。
具体的には、明らかに自分のではないスマートシートの良席に勝手に座る、そして聞くに耐えない野次や罵声……
まあ、元々競馬場なんて所に集まってくるのは、規則遵守の精神を持ち合わせており、品行方正を身上としている者ばかりではない。てかそんな奴は競馬なんてやらない。
清も濁もまとめて併せ呑む、そんな場所に戻りつつあることを、喜ぶべきだと思うことにしよう。

そんな感慨と積み上がったハズレ馬券を我が胸に、メインレースへと挑む。

◆ホープフルステークス

◎⑤キラーアビリティ
◯⑬フィデル
☆②アケルナルスター

【買い目】
馬連・ワイド・3連単ボックス ②⑤⑬

 


【着順】
⑤キラーアビリティ ◎
⑧ジャスティンパレス
③ラーグルフ
⑬フィデル ◯
⑨ボーンディスウェイ

平均程度のペースの中、本命のキラーアビリティは好位につけ、直線残り1ハロンほどのところで先頭に立つとそのままグイグイ伸び、追いすがるジャスティンパレスに迫らせることなく、王者の競馬で完勝。
レースレベルについては今後明らかになってくるだろうが、この舞台でこの勝ち方をした馬であれば当然春も中心になる筈。朝日杯勝ち馬で2000mも全然いけそうなドウデュース、年末スルーしたイクイノックスともども順調に進んで、年明けに台頭してくる者たちとの最高の頂上決戦に期待したい。

そして横山武史は何と初めてGⅠ勝った年に、いきなり5勝を挙げる(しかも4つは八大競走)という快挙を達成。過去同等のことを成し遂げた人がいたのかわからぬが、とにかく凄まじい。
今年の春先までは将来有望なジョッキーの一人だったのが、次代のエースから、既にトップの一角へとあっという間に昇りつめてしまった。もちろん年齢を考えても仕事ぶりを見てもまだまだ飛躍できる筈。
いずれまた短期免許の外国人たちが大挙して押し寄せるようになるであろうことなど、試練もあると思うが、期待は膨らむばかり。

一方、こちらの馬券は相変わらずダメ。
2・3着ともテンから位置をとった馬が占める中、そういう競馬をしてくれると期待していたフィデルは行かなかったか行けなかったか、後方からの競馬に。
こちらは元々後方からだろうなと織り込み済だったアケルナルスターともども、内をついて伸びてくるも4着と7着。

馬券師として今年は(も?)一年通じて散々だったが、とりわけこの日はメインのみならず、本命にチョイスした馬がことごとく出遅れたり、いつもはやらない後方待機策とったりと、一年間を象徴するようなやられっぷりだった。
競馬の楽しみは馬券だけではないとはいえ、やはりたまには当たらないと気持ちが沈んでくる。
だがあまり凹んでいても仕方ない。いくらでもリベンジはできる筈。

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どうせまた来年もここに来るんだから。