2023 天皇賞・秋 感想戦

コレを現地で見ないで何を見るんじゃいと、土曜出勤の帰りの電車でぽちぽち空席争いに身を投じ、もぎ取ったプレミアムシート。

晴れて日曜日は決戦の地・府中へと。


秋晴れというには強すぎる日差し。暑。


場内はどこも大行列だろうと、最寄駅で買ってったシウマイ弁当。旨。


暑っちぃけどエエ日やなあとご機嫌に国庫への寄付を続けていた折、誰もが想像していなかった千両役者離脱の報が流れ、場内はしばらくざわめきが収まらない。一気に空気が不穏なものに。
しばしば競馬場に行っており、数多くのアクシデントを目の当たりにしてきたが、こんな雰囲気になったのは初めてだった。

もちろん武豊がいないのでレースはまた今度〜などということもなく、決戦の時は定刻どおりにやってくる。


◆天皇賞・秋

【予想と買い目】
◎⑦イクイノックス
◯⑤ガイアフォース
▲③ドウデュース
△④ダノンベルーガ

3連複 ⑤ー⑦ー③④
3連単 ⑤→⑦→③④

その光景が見たいという願望9割でドウデュース頭の馬券も考えていたのだが、ある意味ではそれはスッと切ることができ、当初予定のキタサン産駒2頭軸で。

【着順】
⑦イクイノックス
⑥ジャスティンパレス
⑨プログノーシス
④ダノンベルーガ
⑤ガイアフォース

1:55.2
ちょっと意味のわからない時計での決着に絶叫。

大方の見立て通り今回は思い切った逃げに打って出たジャックドールだったが、ペースを考えたらはるか後方にいる筈の番手の馬がなぜかつついてくるという事態に、藤岡兄はさぞかし焦ったのではなかろうか。
ガイアフォースにしても、本来ならハイペースの逃げ馬から少し離れた番手(ロジャーバローズポジション)につけたかったのかもしれないが、真後ろから王者イクイノックスにプレッシャーをかけられ、若き鞍上は耐えられなかったのかもしれない。

かくして、全く緩みのないハイペースのまま直線に入る。
すぐにジャックドールが苦しくなり、なぜか余裕綽々のイクイノックスがあっさり先頭に。
イクイノックスをマークしていたドウデュースらも苦しくなる中、ガイアフォースはかなり頑張って食い下がっていたが残り100mあたりで力尽きる。

見た限り右左に鞭一発ずつ入れただけで全てを蹴散らした圧巻の走りでイクイノックスが前述のスーパーレコード樹立。
57.7-57.5とか、もう競馬の概念が覆されるような。

後方にいたジャスティンパレスとプログノーシスが漁夫の利を得る形で2着3着(その利も力がなければ獲れないものではあったと思うが)
直前半ばまでイクイーガイアーベルーガの組み合わせがイケそうでかなり叫んだが、万歳無しよの結果に。ほんの少しだけでもペースが緩んでいればそれで決まっていただろうと思える内容だっただけに残念でならない。
まあレース中に夢を見れる時間があっただけでも良かったと思おう。

何よりも、こんなん現地で観れたのはものすごい価値だなあと。


いや凄かった。つくづく凄かった。
それしか言葉が出ない現地体験でした。


今キテる?予想小説。

kakuyomu.jp

4週連続的中者出ています(今週はそりゃそうなんだが)