2021 天皇賞(春) 予想

世代の中では贔屓にしているワンダフルタウンをここはどうかと疑って、まあ走ったらそれはそれで良しというつもりで切ったものの、いざ勝たれちゃうと己の選択ミスが情けないやら何やら。
2016年の春天デーにたまたま訪れた東京競馬場にて魅せられてしまい、そこから全てが始まった身として、5周年のメモリアルウィークをこのまま終わらせるわけにはいかない。

あの時とは開催場も、自分がレースを観る場所も、そして世の中も変わってしまったが、競馬の熱さは変わることなく。

◆天皇賞(春)

◎③カレンブーケドール
◯⑭ウインマリリン
▲①ワールドプレミア
△②アリストテレス
△⑤ディアスティマ

 


またしても雨に祟られる週末になってしまったが、元々の芝の状態が開催ラストとは思えぬ軽い馬場で、雨量やら雨のタイミングやら考えると、大阪杯のようなタフな馬場にはならなさそう。
明確な逃げ馬2頭がやり合って突出したとしても番手以下はじっくりと構えて、結局は持久力とかの長距離適性よりも、普通に走力の問われるレースになると見ている。
となると、こんな感じに知られた名が並んでしまうことはやむを得ないところ。

GⅠで安定して結果を出しているワールドプレミアとカレンブーケドールが力的には少し抜けているかなと思うが、ここ3走連続でぶつかってカレンの2勝1分け、しかも人気は下となると迷わずそちらを本命に。
好枠を利して好位置で折り合ってスムーズに競馬ができれば、普通に勝ち負けでしょと。
5年前のあの日、ごくごく微差で屈したカレンの勝負服が今度は歓喜に包まれるなんて筋書きはいかがだろうか。

相手筆頭はあえてワープレではなく、この2強を日経賞で下しているウインマリリン。
その勝利そのものも価値があるし、昨秋のエリザベス女王杯4着は展開を加味するとかなり評価して良さそう。
今回ほとんどの馬にとって斤量は過去最高になるが、とりわけこの馬は今まで54までしか背負ったことがないなど不安点もあるが、そもそも牝馬が-2もらうこと自体が恵まれすぎではと議論もある昨今、不利と考えることもないのかなと。

ワールドプレミアは前述のように力上位は間違いないが、ゲートとテンの速さに難がある馬ゆえに後手を踏んでしまう可能性は高い。
そうなると、最内枠が仇になって包まれたりすることもあるのかな、今回は他陣営に目のカタキにされてるかもしれないし……とかつい妄想してしまう。
そう考える理由はあえて述べないが、あの人物に天皇盾を絶対渡したくないと考える者は、他陣営どころかヘタしたら陣営内にいてもおかしくないよなぁと。

準OPとはいえこの舞台を唯一走っており、しかも後続をぶっちぎって逃げ勝ったディアスティマと、異様にタフな馬場になった阪神大賞典を度外視すればアリストテレスもまだまだ見切れないところ。
逆にディープボンドは菊花賞でのアリストテレスとの着差を考えたら、1番人気では買いにくいかなと。


そういえば5年前と変わったことがまだあった。
あの頃は、混合GⅠで牝馬が勝ちまくるなんて想像もつかなかった。この天皇賞春においても68年ぶりという快挙が成し遂げられるのではなかろうか。