2021クラシックへの道⑥ 新種牡台頭の兆し?(2020.7.11-12)

なんぼ梅雨といってもちと悪天候続きすぎじゃね?とぼやきたくなる今日この頃。まあ深刻な被害に遭われている方も大勢いる中、せいぜい洗濯物が乾かん程度のことでどうこう言うのも何なのだが。
若駒たちも、本来の能力発揮とはいかない馬場でデビューを迎えることを余儀なくされることが多く、関係者の中にはぼやいておられる方も少なくないのでは。

7/11(土)


◆阪神5R 2歳新馬 芝1600m外 曇 重

【着順】
⑧ダノンシュネラ 川田
④フォティノース 福永
⑨アルムファーツリー 西村淳

ドゥラメンテ産駒のワンツー。勝ち馬は馬場が悪かったかテンでバランスを崩して川田騎手がケツでコントロールしながらも、しまいには外側伸びて勝利。直線で内をすり抜けるように刺さっていったフォティノースともども、よりスムーズに走れるようになれば将来楽しみが大きいか。


◆福島5R 2歳新馬 芝1800 曇 稍重

【着順】
⑨ドゥラモンド レーン
⑪ゴールドベレー 北村宏
②トロワエスポワール 三浦

こちらもドゥラメンテ産駒の勝ち上がり。1番人気らしく好位から早めに抜けて押し切ってしまう。コーナーで外に膨らみつつも怒涛の追い込みを見せた2着馬の方に惹かれてしまうが、この競馬になるということはテンで前に行けていないという弱みの証左でもあることは忘れてならない。

 



7/12(日)


◆阪神5R 2歳新馬 芝1800m外 晴 稍重

【着順】
⑥ヨーホーレイク 武豊
③セファーラジエル 川田
④ピエス 川須

ゆったりとしたペースの中、後方から徐々に徐々に上がっていき、直線叩き合いは余力ありげな感じ。単勝1.4倍のヨーホーレイクが見た目以上に強い勝ち方。
全兄全姉にトライアル勝ちなどクラシック路線で活躍した馬がズラッと揃っており、この馬も劣らぬ活躍を見せてくれるか、はたまたそれ以上に突き抜けたところまで到達するか。楽しみ。


◆福島5R 2歳新馬 芝2000 雨 重

【着順】
⑦カガフラッシュ 江田照
③ソラフネ 石橋脩
①フルネーズ 石川

コーナーで大まくりして先頭に立ったカガフラッシュが、急速に悪化した馬場の外側を通っていき勝利。関東の平場ではしばしば見れる江田照男の好騎乗での穴あけが炸裂した形。馬が上でもやれるレベルかは未知数。


◆函館5R 2歳新馬 芝1800m 曇 良

【着順】
④ソダシ 吉田隼
②ギャラントウォリア 池添
⑦ロジモーリス ルメール

アイドル的人気を誇ったブチコの子、ソダシが番手から抜け出すや疾風のように駆け抜ける。走りっぷりが良く白毛の美しさもあり、グッドルッキングガールとして母親に負けず劣らずの人気者になりそう。初仔の牝馬は走らないと聞くが、例外もあるということか。血統的に芝ダートどちらも睨めるし楽しみは大きい。
単勝1倍台のロジモーリスは、結構な差をつけられての3着。こちらは初仔の牝馬は〜の格言が当てはまってしまった形か。


この週は述べたとおりドゥラメンテ産駒が久々の勝利、それも2勝あげたり、短距離ではあるがモーリス産駒が待望の初勝利をあげたり、ダートではアジアエクスプレス産駒が初勝利と2勝目をあげたりと、ようやく新種牡馬に光明が見えてきた感。
今週末もモーリスやリオンディーズの期待馬が出てくるとあって、このまま逆風をはねのけることができるだろうか。


☆にわか的注目馬
ヨーホーレイク
ソダシ


それにつけても、あのブチコの子がもう走っているのかと、些か気が遠くなってしまいそうだったり。
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