2020 プロキオンステークス・七夕賞 感想戦

先週先々週と労働施設が異常に忙しく、まあ雀の涙の月給に雀のフンほどの残業代が付加されるので文句はないのだが、もう若くない身としてはしんどいことは確か。
土日はひたすらぐったり。馬券休止してる分時間を有意義に使いたいところなのだが、何もしたくないよぅとゴロゴロしているうちにもう二度と訪れない一日は無為に過ぎていくばかり。

◆プロキオンステークス

【着順】
⑥サンライズノヴァ
⑪エアスピネル
⑯ヤマニンアンプリメ
②デュープロセス
⑫トップウイナー

中京でなく阪神開催のため過去の傾向は参考外なのだが、ここで左回り専用機の印象があったサンライズノヴァが約2年半ぶりの右回りで強さを見せつけ勝利するというのが何とも馬券師泣かせというか。
これぞノヴァというべき追い込みが炸裂。過去幾多の格上馬が泣いてきた59の酷量もあり、近走重賞やOPで好走して勢いのある馬たちに人気を譲っていたが、GⅠ(級)馬をナメてはいけないといったところだろうか。

それより何より、胸を打ったのがハナ差で戴冠を逃した4歳秋で終わってしまったのかとさえ思われたエアスピネルが土に舞台を変えての大奮闘。
競馬を始めた年にクラシックを4着4着3着で完走しており、思い入れの深い馬であるだけに感慨もひとしお。
もう7歳。当時しのぎを削ったライバルたちの多くは既にターフを去っており、競走馬として残された時間はもうそんなに長くないかもしれないが、ラストランになるその日まで無事に活躍してくれることを祈りたい。

 



◆七夕賞

【着順】
③クレッシェンドラヴ
⑬ブラヴァス
⑫ヴァンケドミンゴ
⑪ヒンドゥタイムズ
②ウインイクシード

11番人気でも単勝20倍以下という大混戦を制したのは福島巧者のクレッシェンドラヴ。
鞍上ウチパク氏は先週の逃げとは打って変わって後方からコーナーで内をすくって進出という競馬で2週連続重賞勝利。近年ナメられがちだが買える馬に乗っている時はちゃんと買わなきゃいけないお方ということか。

夏競馬は馬券お休みとしている筈が、実はこのレースだけちょろっと買ってしまい、週に勝負レース1つだけ1,000円ならOKという追加ルールを急遽こしらえた奴がいたそうな。
この馬場だからこそ後続の追撃が遅れるのではと踏み、ウインイクシードとパッシングスルーの前残り期待馬券で勝負し、コーナーで引きつけすぎているのを見てもう諦めてしまったとか。
ラップを見ると後半はそれなりに締まったペースで逃げとしては悪くなかったが、そもそもこの馬場・相手関係で逃げ切れるほどの強さはなかったということだろう。無念。


日々を無為に過ごすうちに、気がつけば若駒だったあの馬がもうロートルといえる年齢になっていて、それでも力を尽くして奮闘している。
そんな姿を見ても何も思わなくなったら、もうおしまいなんだろうなぁと。