2021 フェブラリーステークス 予想

いよいよ待ちに待ったGⅠレース。土の王決定戦。
とは言いつつも、トップホースたちがケガやら引退やら海外やらで不在。昨年のフェブラリーSとチャンピオンズCで連対した馬の姿が見当たらないというGⅠとしては少々寂しいメンバーになってしまった。
となると下馬評は混戦模様。多くの馬に勝つチャンスがあり、馬券内ならほとんど全ての馬に可能性があるのではと思われる。

つまり、とても難解。

◆フェブラリーステークス

◎⑨サンライズノヴァ
◯⑩エアスピネル
▲②インティ
△⑦ワンダーリーデル
△⑬ソリストサンダー

 


シンプルに昨年の上位2頭がいなくなったことで、3着だったサンライズノヴァにチャンス到来と考える。
東京マイルは庭ともいえる舞台で、ペース流れて末脚発揮できる展開になればしめたもの。そうならなくても近年ある程度積極的な競馬もできるようになってきており、他の追い込み馬と比べればノーチャンスではない。(鞍上の判断力が問われるが)
長年ダート界を支えながらもGⅠ級は南部杯のみ1勝に留まっていた強豪が、悲願の中央GⅠ勝利というドラマで幕を開ける一年なんてのも良いんじゃなかろうか。

ドラマという意味ではより強く願いたいのは8歳馬・エアスピネルの戴冠。競馬を始めた2016年クラシック組に思い入れのある身としては、この馬がこの年齢で大輪を咲かせてくれたら泣いてしまうかもしれない。
思い入れのみならず、昨年ダート転向してからは凡走知らず。特に同舞台の武蔵野Sでは追い込み決着の中、一頭前目から3着に粘っており、決して舐められるべき存在ではない。
また今回人気している馬との対戦成績も決してひけをとらない。チャンピオンズCではカフェファラオより斤量+1でクビ差敗れてはいるがアルクトスやノヴァよりは上位入着。プロキオンSではレッドルゼルより上位。最も着順も時計差も悪かったエルムSでもアルクトスとクビ差といった具合。
これでこの人気薄、心情的にも応援したいとあれば買いの一手。がんばってもらいたい。

あとは脆い時はとことん脆いが、もし他の先行馬と激しくやりあったりペースが流れすぎなければインティはやはり怖い。今回ペースがどうなるか読みにくいが、武豊つぶすマンの田辺が人気馬に乗ってることから無理はしてこず落ち着いた流れになる可能性もそこそこあるのかなと。
逆にアルクトスやワイドファラオが昨年の再現をして激流となってしまったら、このGⅠ馬もろとも崩れる公算はきわめて高い。
軸にはできないが、余程の決め打ちをする人以外は押さえておいた方が無難かと。

ペースが流れた場合は末脚野郎ワンダーリーデルの出番。多分この馬に乗ってる時のノリさんは諦めない。
また、末脚自慢でありながらノヴァ同様にある程度積極的な位置どり・仕掛けもできるソリストサンダーも近走距離を伸ばしてからの充実ぶりを見ると押さえておきたい。


人気馬はじめ、他に怖い馬を挙げたらきりがない。勇気を持ってこんなところで勝負したい。