2020 中山金杯・京都金杯 感想戦

海外在住の兄一家が今年の正月は帰国しないという報を受け、姪っ子甥っ子らに会えない寂しさよりもお年玉あげずに済んでラッキーとほくそ笑む人間の屑がひとつおったそうな。

そんなわけで帰省して、浮いたお金の一部で買った酒だけもって伯父宅へ挨拶に訪れたところ、2・3年に一回顔を合わせるかどうかの従兄弟のところのガキが「あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします」なぞと魂胆丸出しのかしこまった挨拶などしてきやがる。
後で陰口たたかれるのを覚悟の上でスルーを決め、死守した軍資金を金杯に託す。

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◆中山金杯

◎⑰ザダル
◯⑦トリオンフ
▲⑯マイネルサーパス
△③クレッシェンドラヴ
△⑤レッドローゼス

【買い目】
馬連 ⑦⑯⑰
3連複 ③⑤⑦⑯⑰
ワイド ⑯ー⑰

【着順】
⑦トリオンフ ◯
⑧ウインイクシード
①テリトーリアル
②ノーブルマーズ
⑥マイネルハニー

先行あるいは好位にいた馬で決まり、後方からは早め押し上げでも直線勝負でも無理ゲーだった模様。

痛ましい事故でお鉢が回ってきたミルコの、気遣いしつつも控えめに喜んでみせるという実に日本人の心をくすぐるインタビューに、何故この男がこうも冷遇されているのか首を傾げる。
まあ、逃げるブラックスピネルを楽に捉えにいける番手でレースを進めたのは好騎乗とは思うが、個人的には皇成騎手でも勝っていた可能性は高いだろうなと。

ウインイクシードはもちろん、テリトーリアルも気になる一頭ではあったのだが、それぞれこのメンツでは切りと判断していた。
脚質と枠順重視の予想なら拾えていただろうか。

反対に、期待していた明け4歳馬2頭はピンク枠がもろに響いた形。
後手を踏んだうえに外外をまわされての一桁着順はむしろある程度評価しても良いかもしれない。次戦GⅡ・GⅢクラスで人気しないようなら狙いたいところ。

マイネルハニーの5着好走は、このレースのレベルを読むにあたり厄介な要素ではある。
が、自分が競馬始めた頃からいまだ現役でいる馬もだいぶ数少なくなっており、こうして活躍・健闘してくれるのは嬉しい限り。
現地観戦したチャレンジCで「マイネルハニー残るのかよ!」と絶叫した日も遠くなったもんだなあと思わず感慨。

 



◆京都金杯

◎⑬カテドラル
◯⑰メイショウショウブ
▲⑥ダイアトニック
△⑧ドーヴァー
☆⑦ボンセルヴィーソ

【買い目】
馬連 ⑬ー⑥⑦⑧⑰
3連複 ⑥⑦⑧⑬⑰
ワイド ⑦ー⑰

【着順】
③サウンドキアラ
⑥ダイアトニック ▲
⑦ボンセルヴィーソ ☆
⑱ソーグリッタリング
⑭ブレステイキング

予想記事では、平場のレースは前有利でもこのメインだけは差しが届く展開なんじゃないかとか書いたが、鮮やかにその逆。これまた後方からではほぼ無理ゲーと化してしまう。
であれば、外枠をものともせず早めに好位置につけたメイショウショウブが頑張ってくれても良さそうなものだったが、今の京都の力のいる馬場は向いてないか、もはやマイルが適距離でないのか、ズルズル後退してどんじり争い。

勝ったのはなんぼ京都巧者とはいえ過剰人気なんじゃないかと思えたサウンドキアラ。
なんだか今回この馬買わずにカテドラル買った人間はヘタクソだと事実を突きつけられたような気がして、些か肩身が狭い。

先行しての穴開け期待だったボンセルヴィーソが好走しただけに、ここはとりたかったところ。
予想記事ではこの馬中心に買おうかななどとも言っており、▲までワイドで流せば4,360円、複勝で1,100円ついたことを見るに、後悔せずにはいられんなぁと。


翌日は万葉Sだけ勝負。
ボンセルの反省から目を付けた穴馬と心中しようとレイホーロマンスから買って、素人目にも中途半端というか何がしたいか意図不明の騎乗を見せてもらいたい4着という苦い結果に。


というわけで、金杯4回目にして初めて東西完全外しという憂き目を見るなど、散々に終わった年明け初週。
こんなんなら親戚のクソガキにお年玉くれてやった方が良かっただろうか。いや、どうせガチャ代に変わるんだったら、いくばくか国庫に収めた分まだマシか。


来週は3日開催。
早めに令和二年初白星をあげるため果敢にいくか、重賞が明け3歳戦のみということもあり見にしておくか悩ましいところではあるが、どうしたもんか。