2017 天皇賞(春) 予想

何度もこのブログで言及していることなのだが、自分が競馬に魅了されたのは1年前の5月1日、天皇賞春の日にフラッとサイクリングがてら東京競馬場に行ってみた日のことである。
特に勝てたわけではないが、えらく面白かった。それまで何度か競馬場に社会見学がてら行くことはあったが、それなりに取り組むと、こうも面白さが違うものなのかと。
ビジョンから御大の歌うまつりが流れてくるのを背に、妙な昂揚を覚えつつ競馬場を後にしたことをよく覚えている。

あれから一年。
現役頂上決戦に臨む2強をはじめ、豪華メンバーでの競走は、個人的にも一周年に相応しく、ついつい上洛してきてしまった。

これを観に来た。これを当てに来た。

◆天皇賞(春)

◎③キタサンブラック
◯⑯レインボーライン
▲⑥シュヴァルグラン
△⑮サトノダイヤモンド
☆⑨ディーマジェスティ
 


このブログを日頃よりご愛読くださっている奇特な紳士淑女の方々は、オイオイにわかよ日和ったか、と思ってらっしゃるかもしれない。
そりゃこちらとて、レインボーラインに勝ってほしいし、勝てるだけの力はあると思っている。出来れば◎を付けたいとも思う。

が、どう考えてもキタサンブラックの強さ、その盤石ぶり。
ハナを切っても、誰かに行かせて控えても良し、どんなペースでも対応するどころか、レースを支配してしまう走り。鞍上は京都を庭とし、土曜も抜群の成績を残したレジェンド。実績は言わずもがな。土曜見る限り馬場は内も伸びるし前有利。好枠。
こんなのが着外に飛ぶとしたら、何らかのアクシデントか体調不良以外あり得ないのではないかと。

しかしレインボーラインの末脚にも賭けてみたい。大外枠ではあるが、うまくサトノダイヤモンドをマークし、直線で最適な進路を見出したミルコの鞭の元、大物食いを果たすだけの力は秘めた馬なんじゃないかと。

シュヴァルグランは、常に好成績を収めている実力馬だが、中距離で強い馬がしばしば沈むこのレースでも、昨年3着と、問題なくこなせることは実証済。
なお、キタサンと一緒に出るときは、常にキタサンの3倍の数字の着順という妙なジンクスがある。もしキタサンが頭だった場合は……

サトノダイヤモンドが強いのはもちろん知っている。普通にいけば1着が2着。
が、外枠、前走の掛かりぶりと、負ける理由(口実)が明確になってしまっているんじゃないかと。そういうときのルメールは脆そうな気がする。

ディーマジェスティは日経賞を見る限り、まだ終わってはいないんじゃないかと。
どうも頑丈じゃなさそうなところ、輸送して3200のレースというのは不安だらけではあるが、京都長距離はお手の物の鞍上・蛯名がここで蘇らせてくれるかもと。

シャケトラとゴールドアクターは、今のところ切る方向で考えている。
シャケトラは、距離と斤量が未知の世界であるところ、人気集めすぎだなあと。田辺ジョッキーも、京都長距離では中山や東京で時々天才と化す騎乗ぶりはおそらく見せられないんじゃないかなと。
アクターは、前走が叩きにすぎないとかの見立てもできなくはないが、これまでの抜群の鉄砲成績から見ると、ちょっと厳しくなってる可能性があるんじゃないかと。それと昨年同レースでの大敗。

複勝勝負の方は、レインボーラインで!!


さあ、にわか馬券師生活1年目を綺麗に締めくくり、2年目のスタートを良い形できれるかどうか。

運命の刻を待ちたい。