旅の夜に

本日は若松競艇に行ってみた。詳しくは後日旅打ち日記北九州編に乞うご期待といったところ。

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そんな最中、心に翳る思いがひとつ。

旅が楽しすぎてつらい。

この旅もあと1日。明日の今頃は帰りの機内。余韻に浸る間もなくその翌朝はいつもの日々、普通に会社へ出勤。
旅行好きの人なら誰でも、ずっと旅をしていたいという衝動にかられた経験はあるだろう。あの帝釈天で産湯をつかったテキ屋の男のようになりたいと。

それが空虚な憧れで、もし実現したとしたら、それはそれで痛みや苦しみを伴うものとわかってはいても。
どこにも根を張らず、気の向くままに旅から旅への人生をふと夢見て、ああ宝くじでも当たらんかなぁと思ったりすることに罪はあるまい。

 

とはいえ。
昨年7月の名古屋旅打ち以来、わずか半年ちょっとの間に4回も旅打ちをキメてきたが、次回はこれまでと同じペースで、というわけにはいかないだろう。
気楽な独り者ではあるものの、新入社員レベルの薄給の身の上で、些か調子に乗りすぎたきらいがあるというか、率直に言ってここのところ懐具合がヤバい。

それに何より、東京で送る日々の中で、やろうと思っていてやっていないことが自分には山ほどある。
時間が無いからできないわけでなく、時間を作っていないがゆえに着手できていない、あんなことやこんなことが。

具体的に二つだけあげると、創作とサブブログ。他にもあるが、でかい柱はその二本。

それらにしっかり向き合い、ああ俺ってやってるな、実を結ぶかどうかはともかくとしてやるにはやってるな、東京で消耗しつつもやってるな。
そう思える日々の中に旅を差し込んだ方が、遥かに楽しめるんじゃなかろうかと。

次はおそらく夏。年イチしかチャンスのない函館か札幌へ。
不満足な現実へ背を向けての旅立ちでなく、たっぷり楽しんで、帰りの方角にも光が射しているような、そんな旅へと。

 

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