2022 皐月賞 感想戦

土日中山現地で、当地に宿泊というのは初めての経験。たまにはエエもんやなと非日常を喜びつつ、初日にまあまあデカいのをとったので日曜は馬券は買ったり買わなかったりそこそこに、競馬場を満喫。

氏のやり方が全てにおいて正しかったということもなかろうが、大きな功績を残したことは間違いない巨星の足跡を学んだり。

内馬場に足を運ぶと往時ほどではないものの、キャッキャ言いながら遊ぶ子供たちの姿があって、感慨深かったり。
不審者と思われたらアレなんで写真は撮っていないが。

にしても、そこそこしか買っていないものの馬券が全然当たらない。
ここは勝負師に戻らねばと発起して、珍しくウイン5なぞにベットして、その対象レースの馬券も購入。
……夢を託したウイン5は一発目の阪神10Rで終わり、対象レースの馬券は4連敗。
この週末の大一番、みんなのお目当て皐月賞にて乾坤一擲をはかる。

 



◆皐月賞

◎⑭ジオグリフ
◯⑫ドウデュース
▲⑯デシエルト
△①ダノンベルーガ
×④キラーアビリティ
×②アスクビクターモア

【買い目】
馬連 ⑭ー①⑫⑯/⑫ー⑯
3連複 ①⑫⑭⑯/④ー⑫ー⑭

【着順】
⑭ジオグリフ ◎
⑱イクイノックス
⑫ドウデュース ◯
①ダノンベルーガ △
②アスクビクターモア ×

デシエルトがスタート躓き、ビーアストニッシドも行ききれず、ハナをとったのはアスクビクターモア。
田辺の作ったペースは、3ハロン35.2のあと5ハロンにわたり12秒台のラップ連発のいわゆるスロー逃げ。結果3着と差のない5着だったわけだから正着だったのであろう。

そんな流れを読み切ったのか、ペース問わずそういうレースをするつもりだったか、ルメールのイクイノックスは大外から好位につけ、福永ジオグリフはそれをマーク。
抜け出したイクイノックスについていったジオグリフが坂を登りきった後に猛烈なしまいの脚を見せ、捉えきって勝利。木村厩舎がワンツーを飾る。

鞍上のコメント見るに展開の読み違えだったらしいが、ドウデュースはレース中客席がざわつくほど不可解な後方待機策をとり、大外まわして伸びてくるも3着まで。
むしろあの流れであの競馬して3着にきたのは馬は相当強いし仕上がっていたのだろう。この日とこれまでの走りから鑑みて、せめて中団あたりから競馬ができていれば少なくとも2着争いはできてたんじゃないかと悔やまれてならない。


というわけで、馬券の方は本命が勝って対抗が3着に来たのに、イクイノックスを切っていたために何も当たらず。コイツいなければW的中だったのにと逆恨み。
ていうか、元々は本命対抗の馬連ワイド勝負にしようとしたのだが、思いのほか人気してしまっていたため、3頭目を選ぶ羽目になったのが痛恨だった。ワイドで10倍以上は余裕でつくと思っていたのだが……皆さん上手いのね。

それでも超絶の素質馬である可能性があるとわかっていながら、不安要素を大きく見過ぎたのと、狙いはダービーのレイデオロ・ワグネリアンパターンと決めつけて、イクイを安易に切ったことは反省しなければならない。
すごく人気を集めているならそれもアリなのだが、こちらは思いのほか人気しておらず、本命対抗と絡めた3複で4,000円もつくのであれば抑えるべきだった。
背景には今後こんなんが主流になったら競馬の面白さがまた大きく削がれるローテへの反発があったことも否めず、私情に流されたのも良くなかったなあと。

スマートシートの横の席にいた、多分日常生活ではあまり快活に喋るタイプではないんだろうなと一目でわかるウェーイもどき二人組が「けいばはふく永とルメール! それ以外かうヤツはバカ!」だの「タケじゃまなんだよぉ! アイツこなきゃ3れんたんだったのによー!」だの「そ品のノロイ出たーwww」だの喚き散らしているのを虚しく聞きながら、己の甘さと弱さを噛みしめる。

ダービーは素直にアレとアレにするしかないかな……