2022 ファルコンステークス・阪神大賞典・スプリングステークス・フラワーカップ 感想戦

春GⅠ開幕を1週間後に控えた3日開催。
ここで行われるは春前半を彩るGⅠの前哨戦が実に4つも。当然いずれも注目なのだが、ここは肩の力を抜いて、パッと馬券買ったり見したり。

どうせ来週からは全身全霊を込めた戦いの連続になるわけだし、ここは軽く、当たればいいなーぐらいで。


まず土曜のレースは見。

◆ファルコンステークス

【着順】
①プルパレイ
③タイセイディバイン
⑭オタルエバー
⑥デヴィルズマーブル
⑧トウシンマカオ

出負け気味も最内を利してリカバー&経済コース回ってきたプルパレイが、ハイペースで垂れていく前の馬を交わし、抜け出すとそのまま勝利。
前走も前々走も勝ち馬を上回ったトウシンマカオは5着だったが、馬群の中でもたついたのが痛恨だったので、次必要以上に評価を下げるようなら狙えるかも。もちろん舞台次第ではあるが。


そして日曜の2つで馬券勝負。

◆阪神大賞典

【着順】
⑪ディープボンド
⑦アイアンバローズ
③シルヴァーソニック
⑨マカオンドール
⑧ユーキャンスマイル

長丁場とはいえかなりのスローで、2000〜2800だけ11秒台で流れるという典型的な後傾ラップ。
好位にいたアイアンバローズ、早めに押し上げたシルヴァーソニックを、中団から外まわして捉えきったディープボンドはさすがの風格。
初のGⅠ獲りを目指す挑戦者であると同時に、タイトルホルダーやテーオーロイヤルを迎え撃つ長距離の王(暫定)として、春爛漫の仁川で躍動する姿を楽しみにしたい。

昨年のナムラドノヴァンの再来を夢見て買ったマンオブスピリットはやや強引に道中押し上げていき、早々とガス欠。
まああれでは後ろで控えていたとしてもダメだったとは思うが。

 



◆スプリングステークス

【着順】
①ビーアストニッシド
⑫アライバル
③サトノヘリオス
②エンギダルマ
⑦ディオ

マイペースで逃げたビーアストニッシドが、番手でマークに付いていたアライバルの猛追をハナ差凌ぎきって重賞初制覇。
まあ今日は展開も相手関係もお誂え向きで、本番ではこうはいかないだろうとも思うのだが、前日同じ騎手で勝利を飾り権利を獲ったデシエルトともども逃げ馬というのはいつでも怖い。
さて彼はどちらを選ぶのか……注目。

なおジタバタしてるうちにゲート開けられてひどく出遅れたアサヒ、中団から競馬したアルナシームはいずれも直線で伸びることもなくガッカリな結果。なんだかな。


すっかり意気消沈し、月曜もまた見。

◆フラワーカップ

【着順】
①スタニングローズ
⑤ニシノラブウインク
③シンティレーション
⑧ダイム
⑩デインティハート

逃げ馬を少し離れた番手から見ていた2頭がコーナーで若干つつかれたりもしつつ、最後は抜け出して叩き合い。
昨夏から重賞で存在感を見せてきたスタニングローズがここで重賞勝利。間隔は詰まるが桜花賞へ向かうか、それともNHKかオークスか。案外サウジRCのサンデーレーシング三連星で最も活躍するのは彼女かもしれない。


というわけで、やはり肩の力を抜いて勝てるほど競馬は甘くなかった。

そして、もうGⅠシーズンが開幕。
あとわずか数日しかないが、しっかり準備をして、全力で戦い抜くことにしよう。