2021 朝日杯フューチュリティステークス 予想

暮れの2歳頂上決戦第二弾はマイル王決定戦。
オッズを見ると、1・2人気こそ拮抗しているものの、まあ強いのは大体決まっていて穴馬用無しといった雰囲気が漂っている。

が、後に史上最強マイラーとさえ囁かれ、盛大な引退式で送り出された名牝でも3着が精一杯だったのがこの舞台。
かと思えば、ここを最後に二度と馬券にならぬままターフを去った者もいる。

言っても担保に乏しい2歳戦。
どうせならウハウハな高配当が飛び出すことに期待したい。

◆朝日杯フューチュリティステークス

◎⑬ジオグリフ
◯③アルナシーム
▲⑧プルパレイ
△①カジュフェイス
△⑫トウシンマカオ

 


前日時点で単勝一桁台の4頭は、揃いも揃ってここまでの勝ち上がりがスローの決め手勝負ばかり。
勝手に行ってしまいそうな馬含め、逃げ馬多数のこのメンバーではまず平均以上のペースになることは間違いなく、となると対応できない者が一頭や二頭や三頭出てきてもおかしくないのでは。とりわけ前走どスローにも関わらず後方からの競馬だった1番人気なぞは果敢に嫌っていきたい。


◎⑬ジオグリフ
もちろんこの馬も前述の不安がある一頭で、しかも朝日杯ではデータ上良くないとされる間隔あけての出走、前走の相手関係、ひどい出遅れなど、専門家筋では最も危険な人気馬とする声も少なくはない。
が、実際のレース映像を観て最もスケールの大きさを感じるのはこの馬。また相手関係も札幌2歳Sはともかく、新馬戦の2・3着は結構な強敵だったのだが、余力たっぷりに下している。
久々の登場、まるで成長しておらず化けの皮が剥がれるなら仕方無し。終わってみればコイツを2番人気で買えたなんて……となる可能性に賭けてみたい。

◯③アルナシーム
前走スローの1800で見事なまでに掛かってしまい、府中の3コーナー前でハナまで進出してしまいジ・エンド。
にも関わらず、逸物とされるレッドベルアームとはクビ差だったり、ドウデュースとクビ差だったグランシエロに半馬身差勝ってたりと、それなりの格好はつけることができている。輸送なのに馬体重+20あったことも忘れてはならない。
マイルへの距離短縮、しかもペースは流れるとなると一気に条件は好転。絶好の狙い目なのでは。馬券的には本命扱いにするかも。

▲⑧プルパレイ
アスター賞の勝ちっぷりを見るに、まだ底は全然見せていなさそう。
前走はスローの先頭で、楽に追走してくる者たちの良い目標になってしまったが、今回は先行勢の中で前を見る形になる筈。そういう競馬で力を発揮できれば勝ち負けも全然あるのでは。

切った人気馬たちが一頭も入ってこないというのも虫が良い考えであろうことを思うと、この3頭でワイドくらいにしておくのが賢明かと思うが、高配当を夢見るなら逃げ馬として大覚醒しているかもしれないカジュフェイスや、実は2強以外で唯一重賞で連対しているトウシンマカオといった人気薄を絡めてみたいところ。


どうかどうか、大きく当たりますように。