2021 ダービー卿チャレンジトロフィー 予想

政治とか思想的なことにはなるべく言及しないようにしている私めでもいいかげん「ヴァッッッカじゃないの!?」と弐号機パイロットのごとく言いたくなる昨今の世情ではあるが、まあ喚いたところでしょうがない。
実際こんな有様である以上、合わせるべきは合わせ、気をつけるべきは気をつけ、その上で何ら侵される筋合いのない権利は行使させてもらう。

そんな心境で赴く阪神現地にてとりあえず土曜日は存分に楽しみつつ、中山の重賞でもサクッと取って、日曜の大決戦に備えよう。

◆ダービー卿チャレンジトロフィー

◎⑨テルツェット
◯②ボンセルヴィーソ
▲⑬トーラスジェミニ

 


内枠2頭が重賞クラスでも実績を残してきている逃げ・先行馬、外枠にもできれば逃げたい馬が1頭ならずいるとなるとハイペースになることは必至。
それでも先行勢が1頭か2頭は残りそうなメンバー構成ではあるが、コース替わりとはいえかなりタフになってきた中山の馬場はGⅠに向けて高速化するにはまだ早い。強い差し脚を有する馬がいれば、さすがに幾ばくかは垂れてくる先行馬を駆逐しうるのではないだろうか。

いずれも上がり最速を使っての3連勝でOP入りしてきたテルツェットが本命。
一口馬主だという某スポーツ紙記者がOP通用レベルではないと言って軽視しているのが非常に気掛かりではあるが、そうは見えなかった自分の目を信じることにしよう。斤量も軽く、鞍上は最近復調の兆しが見えてきているデムーロ。ノーザン・シルクの馬で重賞を勝つとなったらまた更に追い風が吹いてくるはず。ここは頑張ってもらいたい。

他の差し・追い込み系は、ルフトシュトロームは言っても昨秋一戦だけしかできずしかも大敗しての休み明けだし、カテドラルは中山ではよほど人気落ちしないと買えない。

上で述べたように、ハイペースといえど逃げ・先行馬で残るのがいるだろうということで、それは誰かと尋ねればボンセルヴィーソ。
この馬が結果を残すのは大概それなりにペースが流れて、先行馬には粘り強さが問われる展開の時であり、逆にスローの決め手勝負になどなったりしたらなすすべもなく飲み込まれることがほとんど。今回流れは向くと思われる。
また、人気を集めそうなスマイルカナには過去2走直接対決していずれも僅差で敗れているが、京成杯AHでは3㎏、オーロCでは2㎏ポンセルの方が斤量背負っていたところ、今回は両馬とも55㎏。そして人気の差を考えると買いたいのはどちらか言うまでもないだろう。

そのボンセルヴィーソに前走58㎏背負って勝ったトーラスジェミニも面白い存在。
オーナーの意向か使い詰めをされて時に大敗もするが、しっかり走ってくれさえすれば中山は彼の庭。全然止まらず逃げ勝っちゃうなんてことも有り得るのでは。


さて、いわゆる前乗りしているのだが、さすがに夜の街に繰り出すわけにもいくまいし、おとなしくホテルの部屋で他のレースの検討しつつビフカツとビールでもキメることにしよう。