2022 東海ステークス・AJCC 感想戦

中京ではフェブラリーSへの重要な前哨戦であり、残念チャンピオンズCといった感もあるダートの一戦。
中山では春の古馬王道へのステップであり、残念有馬記念感もある芝の非根幹距離戦。

GⅠの香りもほのかに漂うGⅡ戦2つ、なかなか贅沢な日曜日。戦果のほどは。

◆東海ステークス

【着順】
⑤スワーヴアラミス
⑪オーヴェルニュ
⑬ブルベアイリーデ
⑮サンライズホープ
⑧カデナ

好位にいたオーヴェルニュとサンライズホープの人気2頭が抜け出してマッチレースの様相を見せるが、中段から飛んできたスワーヴアラミスとブルベアイリーデが割って入る決着。
勝ったスワーヴアラミスは、左回りイマイチかしらと思っていたが、どっち回り関係なく力を発揮さえできれば強かった模様。逆に言えばムラがあるので、絞るタイプの馬券師にはなかなか困った存在ではある……

 



◆AJCC

8歳の実績馬どっちかが穴を開けてくれることに期待。

【着順】
①キングオブコージ
⑭マイネルファンロン
⑨ボッケリーニ
②アサマノイタズラ
⑥ポタジェ

外からの追い込み天国。
平均ペースではあるもののずっと緩みはせず先行勢が苦しくなったところに、馬場のバイアスもあってのこういう展開だろうか。
それを読み切ったかどうかはわからぬが、ノリさんお得意のゆったり後方待機策がハマってのキングオブコージ勝利。前走結果は出なかったものの、先行天国だった中日新聞杯ではちゃんと位置をとってたあたり、こういうチャンスがある馬の時にはしっかり仕事をする御仁である。
一年の長休明け後なかなか思わしい結果が出なかった馬も健在を示し、今年の中長距離戦線を賑わしてくれそう。

マイネルファンロンもハマればこれぐらいのメンツでも穴を開けられるポテンシャルがあることがわかったが、次はいつか。見極めはなかなか難しい。
期待のクレッシェンドラヴはもう少しだけ展開が向いてくれればなぁ……と。まあやれることはやってくれて、一瞬期待もさせてくれたので良しとしておきたい。

ここでオーソクレースやアサマノイタズラが勝っていれば、今年は4歳牡馬が席巻という構図がいよいよ顕著になっていたところだが、展開がハマった馬は仕方ないとしてボッケリーニやポタジェといった実績馬に力負けしたのは今後のレースを見ていくにあたって大きい。
あの馬は別格として、例えばどっかの前哨戦であの馬とあの馬あたりがぶつかって、あの馬の方が人気してたりしたら狙うべきはあの馬の方だな……とか皮算用ですらない妄想を繰り広げているうちに1月もそろそろ終わり。

どの馬でもイイから高配当をもたらしておくれ。