2021 京都新聞杯 予想

東上最終便などど言われる京都新聞杯。

その時点で既に重賞勝ちのあったキズナのような例外もいるが、ここに出てくるのは基本的にはまだ持たざる者たち。この時期に権利を持たないということで、まあ本番で用はなさそうな気はしてしまうが、近年でもロジャーバローズだったりサトノラーゼンだったりが出ており、決して軽視してはならないことは論を俟たない。

今年も1勝ないしは2勝、重賞での勝ち負け経験はないという、持たざる11頭が最後の切符を手に入れるべく、更には本番でアッと言わせる野望を胸に参戦。しかと見届けたい。

◆京都新聞杯

◎④ルペルカーリア
◯⑤ブレークアップ
▲⑧マカオンドール
△⑩レッドジェネシス

 


出ていれば単勝1〜2倍だったであろうディープモンスター回避により、上位人気3頭は混戦模様であるが、本番も含めて最も可能性を感じるのはルペルカーリア。
新種牡馬の目玉だったモーリスと超優良繁殖のシーザリオの仔ということで鳴り物入りで登場した新馬戦こそ伸びきれず残しきれずで敗れたものの、十分休養をとって出てきた次戦は大物の風格を見せての勝利。続く毎日杯は相手が強すぎることもあり4着だったが、積極的に位置をとった馬は皆激流に沈んだところ、この馬だけは勝負になっていた。
父親的に距離延長はやや不安だが、重の2000で完勝しているしさほど気にしなくて良いかなと。今年は中京での開催であることも鞍上を考えると大きなプラス。

対抗にあげたいのは穴馬のブレークアップ。
前走未勝利戦とはいえ、初めてきっちりゲート出るや後続をちぎっての逃げ切り。その前2走は出が悪く不利な展開となるも、最後によく伸びて上位に顔を出している。どうやら新馬戦と2戦目の頃とは別馬と見た方が良い。
さすがにここではスタート切れないと厳しいだろうが、出てくれさえすれば強力な同型はおらず、芝が良いときは前残り傾向の強い中京であれよあれよと逃げ切ってしまうこともあるのでは。何だったら本番でロジャーバローズしてしまうかもしれない。

あとはさすがに人気上位のマカオンドールやレッドジェネシスがこの中では強かろうが、その辺りを絡めるよりは◎◯に絞った方が面白いかもしれない。


当方の馬券は、この春わりと調子良くきていたが、先週は全然ダメで、週中の交流も空振り。
ズルズルいってしまわぬよう、ここが踏ん張りどころ。