2021 高松宮記念 感想戦

春GⅠがいよいよ開幕。
ここからはもう殆どノンストップで、次から次へとビッグレースが襲いかかってくる。

開幕戦を取るか取られるかでその後に大きく関わってくるのはどんな競技も同じこと。
エース斎藤雅樹を投入するぐらいの心持ちで、全力で予想と馬券に臨む。

◆高松宮記念

◎⑨インディチャンプ
◯⑩ラウダシオン
▲⑯レシステンシア
△⑰サウンドキアラ
☆⑫セイウンコウセイ

【買い目】
馬連 ⑨ー⑩⑫⑯⑰
3連複 ⑨⑩⑫⑯⑰
ワイド ⑫ー⑨⑯

【着順】
⑭ダノンスマッシュ
⑯レシステンシア ▲
⑨インディチャンプ ◎
⑬トゥラヴェスーラ
④モズスーパーフレア

 


絶好のスタートを決めたモズスーパーフレアがいつものごとくテン良く、誰にも競られず逃げを打つ。
ペースとしては勝った昨年と同じぐらいだったが、今年はある程度時計の掛かる昨年以上の渋馬場。レースラップがそれをよく示している。

12.2-10.7-11.2-11.5-11.6-12.0

このように400m以降は後半になるにつれペースが落ちていっており、短距離といえどタフなレースとなる。ある程度の位置にいればそのままゴールになだれ込めるわけでなく、問われるのは地力。
モズもよく頑張ったが残せたのは掲示板まで。中団に控えた人気馬たちが力を発揮してワンツースリーフィニッシュとなる。

後出しにもなっていない後出しなのだが、ダノンスマッシュは当初本命にしようと思っていたところ、人気馬の中で重馬場になると最も怪しく、とりわけ過去『時計の掛かる中京』では凡走していたので切ってしまっていた。
パワーがついてきたのか、馬の精神的なことなのかはわからないが、そんな見立てを覆す激走。とんだおみそれだった。

レシステンシアは外枠もあるし、逃げるモズとケンカしてまで主張しないだろうと想定していたが、さすがにもう少し前の位置につけると思っていた。
そうしていれば残しきっていたか、はたまた着順を落としていたかは議論があるだろうが、差し競馬でも強いということを示せたのは今後に向けて良い材料なのでは。
代打騎乗の浜中騎手としては悪くない仕事だったのではと思っている。

本命インディチャンプにとっては持ってこいの展開。ロスなくコーナーを回り、直線では前にいたライトオンキューの脚色が悪くなかなかどかなさそうと見るやすかさずインに進路を決めた騎乗も良かったと思う。
外側から突っ込んできた2頭が強かったということで、まあ仕方のない3着。力は見せてくれた。
ただ今回の好走を受けて、秋はスプリンターズSにという声を見かけるが個人的には疑念に思っている。今日みたいに道悪になればチャンスがあるかもしれないが、中山1200でキレ勝負になったら少し分が悪いのでは。まあ能力の高さでカバーしてしまうかもしれないが。


というわけで固い決着となり、こちらとしてもこう決まってしまってはまあしょうがないかと。
コレで3連複2,200円付くのはだいぶお得だったと思うので、的中した方には新たな季節を迎えてのちょっとしたお祝い金にはなったのではないだろうか。

敗戦を喫し、昨年の春GⅠにて散々な目に遭わされたことなぞちょっと思い出してしまいつつ、次週の大一番での立て直しに向けて準備を開始する。
予定では現地で見れる筈。昂まる。