2020 スプリンターズステークス 予想

土曜の中山を見る限り芝はかなり外差しが効くようになっており、開幕週の京成杯AHでお手本のような行った行ったで大勝ちしたときのイメージは払拭しなければならなさそう(実際いつまで言っているのかと)。
そしてまず速いペースのレースになるであろうことを考えると、やはり中団あたりで脚を溜めて爆発力を発揮した馬が勝ち負け必至。
そんな展開予測に馬の力関係、エスコートする者たちの短距離戦での瞬時の判断力、GⅠでの勝負度胸などを考え合わせると、この馬を買うべきだなと思える馬は決して多くないわけで。

◆スプリンターズステークス

◎⑬レッドアンシェル
◯⑩グランアレグリア
▲②モズスーパーフレア

 


⑬レッドアンシェル
スプリントに路線を移して大躍進、3歳時以来のGⅠの舞台でもやってくれるんじゃないかと期待されたのは一年以上前のこと。
そこから脚部不安による長期休養を挟み、すっかり凡庸な馬になってしまったかと思われたところからまた復調。初めてブリンカーを付けた前走北九州記念での余力たっぷりの勝ちっぷりはやはり卓越した能力の持ち主なのだと証明するものだった。
関東での成績が振るわないと見る向きもあるが、復調前の京王杯SC以外では着順はともかくそれなりの走りは見せており、むしろそれで人気を落とすならありがたい限り。
福永→ミルコが今や鞍上弱化なのではとも囁かれているが、ルメールや福永と違い、この秋彼がGⅠで勝負になる馬に乗れる機会はだいぶ限られており、相対的にチャンスがある方だといえる今回は何が何でも勝利をもぎ取りにきてくれるのでは。かつてのような馬質は得られず、安田記念に至っては現地にいたのに見学という憂き目に遭いながらも春GⅠ2勝している男をナメてはいけない。
4年前と同じ7枠13番に入ったレッドの馬で挑むスプリンターズSというのがまた、お膳立てが整いすぎてるじゃないかと。


◯⑩グランアレグリア
決して得意ではないと思われる重馬場でしかも出遅れた高松宮記念でのハナ差までの追い込み、そしてあのアーモンドアイに影も踏ませなかった安田記念での圧巻の走り。
最適の舞台はここではないような気もするが、シンプルに競走馬としてのレベルが飛び抜けている可能性がある。展開もどうやら向きそうとなれば、スプリントとは思えないような大差をつけての勝利すらあり得るかもしれない。


▲②モズスーパーフレア
快速で逃げを打ち、ある程度ついていった先行馬は潰れてもこの馬だけは残ってしまうなんて光景を何度見てきたことか。もし首尾良く◎◯が力を発揮してくれたとして、それでもこの馬だけには届かないなんて可能性もある。恐ろしい女子である。


馬券はこの3頭に絞るか、何なら◎◯の馬連+ワイドだけにするか、或いはちょっと穴っぽいところを絡ませるかで悩んでいる。
ダノンスマッシュについては、ある程度モズスーパーフレアを捕まえにいける位置を取ると思うが、前の逃げ馬が速すぎて、後ろからは怒涛の末脚を炸裂させる馬がやってくるこのレースにおいては、その位置が最もキツくなるんじゃないかと。
控えて着狙いされたら怖いが、さすがに勝ちに行くであろう今回、この馬は来ない方に張ることにしたい。


GⅠ開幕戦というのに、実は日曜出勤という無慈悲な所業によりリアルタイムでは見れなかったりする。
以前はよくやっていたメインの時間に休憩をとってウインズに行くなんてことがまた出来るようになることを切に願う。