2021 高松宮記念 予想

気がつけば桜が咲いていたどころか、日曜の雨でおおむね散ってしまうんじゃないかなどと言われている。
月日が経つのが早いことにはいつも驚嘆するばかりだが、ここは呆然と立ち尽くしているわけにもいかない。今は花散らしの雨風のもと行われる、春GⅠ開幕戦の検討に心血を注ぐのみ。

◆高松宮記念

◎⑨インディチャンプ
◯⑩ラウダシオン
▲⑯レシステンシア
△⑰サウンドキアラ
☆⑫セイウンコウセイ

土曜の阪神は次週の大一番に向けてか、先週の雨での傷みを馬場造園課が全力を尽くしてカバーし、日本レコードとか飛び出る高速馬場と化していたが、中京の方はそれなりに時計は掛かる状態。
日曜は何時ぐらいに降り出すかが微妙っぽいが、今回の予想は先週の日曜同様に渋馬場で時計の掛かる馬場になることを前提としている。

そんな馬場でもその日芝での乗り鞍がこのレースのみのモズスーパーフレア松若が強力な同型もいることで相当飛ばすのではないか、そして直線では文字通り馬力が試されるタフな展開になるのではないかと見ている。
となるとどの馬をチョイスすべきか。

 


◎⑨インディチャンプ
ここ2走はやはりこの馬はマイルベストであり、1400だと少し忙しいという印象だった。まして1200はいかに本番に強いタイプとて厳しいだろうと判断し切ろうと思っていた。
パンパンの良馬場での高速レースであれば。

しかし天恵の雨。
速い阪神内回りでは遅れをとったが、タフな中京でのレースになるのであれば地力上位でとりわけマイルで無類の強さを誇るこの馬が浮上してくる。
また、左回りで馬券内を外したことが一度もなかったり、鞍上は中京マイスターの福永祐一。買い要素がどっさりである。

なにげに重馬場経験はないのだが、きっとレース後には久々に思い知らされるのではないだろうか。重馬場はステゴ産駒であると。


◯⑩ラウダシオン
◎と同じくマイルで頂点に立ったことのある馬をチョイス。中京でも重馬場でも実績有。
先行しすぎると苦しいが後ろすぎるとこれまた苦しいレースになると思われるが、この人馬なら前を行くモズスーパーフレアやレシステンシアを捉えられるだけの好位につけてくれるんじゃないかと。
現在リーディング20位、今年は重賞未勝利のミルコ・デムーロだが、もちろんその位置の騎手で終わるつもりなどないだろう。チャンスのある馬に乗れたときは全力で獲りにきてくれる筈。手綱捌きにも期待したい。


▲⑯レシステンシア
こちらもマイルGⅠ勝ち馬で、重馬場でも走れることが実証済。
全成績が[4.2.1.1]で、骨折休み明け大幅プラス体重で出てきた上に相手が超強力、しかも向いていない直線キレ味勝負に持ち込んでしまったマイルCSを除けば全て馬券内のこの馬を、乗り替わりを理由に低く見積ることはあまりにも危険。
モズスーパーフレアと主張し合ってしまうことだけが不安だが、番手か好位につければ多少の激流でも残せるだけの力はある筈。


あとは復調傾向のサウンドキアラ、そして8歳馬ではあるが前走まだ健在だと見せてくれた4年前の王者セイウンコウセイを抑えておきたい。


なお、当日雨が降り出さなかったら馬券はガラッと変える可能性もあるので、その際はご容赦いただきたい。