2020 クイーンステークス 感想戦

気がつけば8月。

夏後半の開催は、新潟のみ県内在住者限定抽選で少数のお客を入れ、他は無観客継続が決定。
件の感染症が、まだ武漢での対岸の火事と思われていた頃に予約した札幌行きのフライトもキャンセルせざるを得ない状況に。
運賃安い代わりにキャンセル料がバリ高の便をとっていたため、低所得者にはつらい限り。具体的には1諭吉1英世が無為に消えてなくなる。何ともやるせない。

その札幌で行われる重賞第一弾。
今のところ「牝馬最強は、わたしぃー」というランクではないものの、4〜6歳のなかなか面白いメンバーが揃った女の戦い。
近年では、アエロリットやディアドラが秋を見据えてここから始動したりしているが、果たして今年は後の女傑が現れるかどうか。

思いだけは北の大地へと馳せる。

 



◆クイーンステークス

【着順】
①レッドアネモス
⑨ビーチサンバ
②スカーレットカラー
⑭シャドウディーヴァ
⑥カリビアンゴールド

34.8-36.0という前傾ラップで、先行組には厳しいレースに。中団以後で脚を溜めていた馬たちが上位を占める。

後出しだが当方この展開は読みどおり。同型いると脆いコントラチェックは切り、ゲートとテンの行き足に難があるが、後方からでもOKな展開になれば有力でしょうとビーチサンバを軸にしていた。

前にフェアリーポルカ、外にシャドウディーヴァがおり少し追い出しが遅れたものの、いい具合に進出。
近走は相手が強すぎたり、展開が向かなかったりでなかなか結果を残せていなかったが、それより落ちるレベルでの重賞勝利を重ねてきたフェアリーポルカよりは高く評価すべきと見た我が慧眼よとドヤ顔になりかけたものの、内側から予定外の馬が抜けてくる。

1枠1番に入った11番人気のレッドアネモスがグイグイ伸びて、2〜6着の馬が固まっているのを尻目に1頭だけ抜けての勝利。
ほんの一瞬も進路を塞がれることがなかったとはいえ、馬柱を眺めても実際のレース映像を見ても、どうすりゃ買えるのかサッパリわからず、こんなんに走られちゃお手上げというのが本音のところ。

逆に、思いっきり前が塞がっても最後に伸びて3着まできたスカーレットカラーは大したもの。
怖いとは思いつつこちらも切ってしまっていたが、GⅡ以下での安定感はしっかり評価せねばならなかった。

ビーチサンバ軸で、相手に選んだ3頭は4〜6着と、結構悪くないセンはついていたのだが、まあこんなんで惜しいと悔しがるのも図々しいというもの。

夏も勝てない。一週1,000円なんでいーやと思ってしまう自分もいたりして、甚だよろしくないなぁと。


どうせ負けるなら、やっぱり現地でパァーッと負けいもんだなぁ。。。