2020 ニュージーランドトロフィー・阪神牝馬ステークス 感想戦

毎週重賞の回顧をしているわけだが、こないだふとギャロップが出してる卓上カレンダーを眺めてて、今年のGⅡGⅢがどんなレースで、1〜3着馬がどの馬だったかを思い出そうとしたところ、驚いたことにほとんど記憶に留まってくれていない。
かろうじて勝ち馬は大体のレースで名前が出てくるが、2・3着馬はほとんどダメ。ごく最近である上に的中したマーチSや日経賞まであやふやな有様の己に愕然。

年はとりたくないもんだなと溜息しつつ、こないだの土曜の重賞もそんな風になるのかなと更に深い溜息つきつつ振り返る。

◆ニュージーランドトロフィー

【着順】
⑪ルフトシュトローム
⑭シーズンズギフト
⑯ウイングレイテスト
⑫アブソルティスモ
⑦ソウルトレイン

こちらのレースは見。重賞でも食指が動かぬレースを無理に買わなくなったのは成長だろうか。

3コーナー時点で後方にいた3頭が追い込みを決める展開。検討はしていないが、おそらく反対の展開予想をしていた可能性が高く、見は正解だったなと。
こういう勝ち方は強く見えるが、本番に向けては他路線組との比較など丹念にしなければならない。

玉突き事故のような不利があり3着だったウイングレイテストは、陣営や馬連持ってた人からすれば、せめて一次事故の原因であるシーズンズギフトと着順入れ替えてくれと思うところでは。

 


土曜の勝負は阪神の方。

そういや阪神牝馬Sって勝った記憶がないなと振り返ってみると、やはりこれまで全敗。
掲示板に印付けた馬が1頭も来ない年があったり、反対に5頭に印付けて本命が1着、2着3着が△だったのに買い目絞っており外した年があったりと、己の馬券師としての未熟さを突きつけられるような鬼門のレース。

さて、今年はどんな負け方をするのか……ではなく、願わくばこれまでの敗北を精算するような大勝利を収めたいところなのだが。

◆阪神牝馬ステークス

◎④ビーチサンバ
◯⑬ダノンファンタジー
▲⑦プールヴィル
△②サウンドキアラ
△⑭アマルフィコースト
☆⑫トロワゼトワル

【買い目】
馬連 ④⑦⑬
3連複 ④ー②⑦⑫⑬⑭

【着順】
②サウンドキアラ △
⑮スカーレットカラー
⑩ディメンシオン
④ビーチサンバ ◎
⑬ダノンファンタジー ◯

阪神でも何度も馬券になっているサウンドキアラを淀専用機とみくびっていたわけではないが、多少なりとも他場だとパフォーマンス落ちるならここでは危ないかもと思っていた。が、全くの杞憂。その時点で十分みくびってしまっていた模様。
内枠を利して経済コースを好位追走し、直線中程で抜け出すや危なげのない勝利で、重賞3連勝。京都以外での初勝利がメンツ揃ったGⅡということで、あっさりと専用機疑惑を払拭してしまう。
VMでは懲りずに疑ってみるか、素直に有力ととらえるかまだ決めかねるが、このままGⅠ獲りを果たしても何ら不思議ではないことは確かである。

唯一後ろから、前をこじ開けるような形で伸びてきたスカーレットカラー、好位で残ったディメンシオンは、いずれもこのメンツでは届かないし残れないだろうと思っていたが、思ったより強かった。というより、もっと強いと思ってた馬がそうでもなかったと言うべきかもしれない。

本命のビーチサンバは内枠を利した進路をとり、サウンドキアラをマークするソツのない競馬で、4着というのも馬券買う立場を考慮に入れなければまあソツのない結果と言えるのかもしれない。
騎手の仕掛けが遅かったか、馬の加速が遅いのかはわからないが、最後脚を余していたところから、本番の東京で人気を落とすようなら狙っても良いかもしれない。
ていうか、登録数多かったら除外も有り得るのか……?

勝ち馬や上位馬に何らケチをつけるではないが、2着から7着までが0.3秒差、14着まででも0.6秒差ということで、ここで結果が出なかった馬の中に次の高配当を演出する馬がいるような気がしてならない。
そんなん是非ともとりたいところ。


というわけで、今年も勝利を収めることはできず。負け方としては△が勝ち、本命対抗が4着5着と、惜しくもないし見当違い過ぎでもないという、実に絵にならない中途半端な負け様を晒してしまう。

なぁにこの雪辱は府中での本番で……と言いつつ、そっちも勝ったことないのよね。

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