2019 ローズステークス・セントライト記念 感想戦

長かった世代戦もいよいよ大詰め。ラスト一冠が決まるまであとひと月となった。
10月の京都決戦には、皐月賞・ダービー・桜花賞・オークスを制した王者はいずれも姿を現さないとのことで、些か寂しい感もなきにしもあらずだが、かといって春に涙を呑んだ者、夏に台頭してきた者たちの戦いから目を離すことなどできようがない。

西で牝馬が、東で牡馬が、戴冠への野心を持ってトライアルへと挑む。

◆ローズステークス

◎⑪ビーチサンバ
◯④ダノンファンタジー
▲⑧ウィクトーリア
△⑥シャドウディーヴァ
△⑩シゲルピンクダイヤ

【買い目】
3連複 ④⑧⑪ー④⑧⑪ー⑥⑧⑩
馬連 ⑪ー④⑧

【着順】
④ダノンファンタジー ◯
⑪ビーチサンバ ◎
⑧ウィクトーリア ▲
⑩シゲルピンクダイヤ △
①メイショウショウブ

ダノンファンタジーとシゲルピンクダイヤが抜群のスタートを切りハナに立ちかけるもぐっと抑え、代わりにシャドウディーヴァが前に出てくる。どの馬も買い目なのでいきなりハラハラ。
と思いきや、それらを交わして先頭に立ったのはルメール騎乗のスイープセレリタス。イヤな馬が出てきちゃったなあと思うも、今度は中団にいたビーチサンバとウィクトーリアが早めに進出。
トライアルの1800としては出入り激しいアツいレースは息を呑む間も無く直線へ。

前に立つビーサンとウィクトーは脚色衰えず、後ろから伸び足良さげなのはダノンとシゲピン。
ヨシヨシこの組み合わせならどうあっても的中だとほくそ笑むも、安心してゆっくり見物するような戦いではなく、福永戸崎の抜きつ抜かれつの叩き合いにこちらも拳を握る。
が、それらをまとめて交わしきったのは川田騎乗のダノンファンタジー。GⅠ馬の貫禄といったところか。

2着争いを本命のビーチサンバが制してくれたおかげで、3連複的中に加え馬連もタテ目喰わずに済む。
先週の紫苑Sの配当金と比べたらショボ感も否めなくないが、まああのレースほどは絞りきれなかったし、本命に絶大な信頼は置けずに散らして買った割には500%強の回収は上々。コンスタントにこれぐらい勝てればなぁ。
 



◆セントライト記念

◎⑱ランフォザローゼス
◯①ザダル
▲⑫ニシノデイジー
△⑧リオンリオン
△⑦オセアグレイト

【買い目】
ワイド ①⑫⑱

こちらはもっと絞れず、印付けてない馬にも気になるのがチラホラ。まして関東は前夜から雨降りしきり、一時は不良になるかもと危惧されたほどの重馬場。わかりようがない。
人気割れており、単勝2番3番人気のワイドでも買った時点で10倍強付いていたので、こんなんでも拾えりゃ儲けもんの姿勢。

【着順】
⑧リオンリオン
②サトノルークス
①ザダル ◯
⑯ルヴォルグ
⑫ニシノデイジー ▲

好位から抜け出し、追走してくる他馬を突き放すという競馬で完勝。リオンリオンは逃げずとも強かった模様。
このメンバーでは、という枕詞を付けるべきかどうかは次の舞台での戦いを見ないことにはわからないのだが、その前に見極めねばならないのがつらいところ。

まあ勝ち馬はもし強かったらしゃあないと覚悟はしていたが、痛恨なのが皐月賞・ダービーとも穴馬候補として買っていたサトノルークスがここで好走してしまったこと。
当然気になる一頭ではあったのだが、ダービーで理想に近いレース運びしながらも大敗したのを受けて、中山2200での復活は無いものと思ってしまっていた。
後から思えばノーザンが外厩で立て直しての、本番には乗らない川田への乗り替わり。しかも人気してないとか買いの一択じゃないかと……不明すぎた。


まあ悔いはあるものの、ともあれ2週連続プラスでの秋競馬幕開け。
この調子で年末まで突き進みたい。

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