2021 中山牝馬ステークス・金鯱賞 感想戦

土曜日は全国的に悪天候に見舞われ、3場ともに渋馬場での開催。
とりわけ中山は昼頃などは大雨の中での競馬になり、水田のごとき馬場でのタフなレースと相成ったのだった。

そういうときはボックス買いにすべきだったんだよなぁ……

◆中山牝馬ステークス

◎⑭シーズンズギフト
◯⑦フェアリーポルカ
▲⑤シャドウディーヴァ
△③アルーシャ
△⑪ロザムール
△⑬ランブリングアレー

【買い目】
3連複 ⑭ー③⑤⑦⑪⑬
馬連 ⑤⑦⑭

【着順】
⑬ランブリングアレー △
⑪ロザムール △
⑦フェアリーポルカ ◯
⑯ホウオウピースフル
⑤シャドウディーヴァ ▲

注文通りロザムールが主張し、見た目ペースはさほどではないが、この極悪馬場では3ハロン37.7、5ハロン1:02.6は十分なハイペース。上がりのレースラップが39.9も掛かり、ラスト1ハロンに至っては14.4という非常にタフな消耗戦となる。

後ろも脚を使えやしないだろうという目論見があったかなかったか、ロザムールが粘りきろうとするのを、ランブリングアレーが外側から伸びてきてハナ差交わして勝利。やはり1800では無類の強さだった模様。
また、こういう馬場状態ではいかにまだマシなところを通ってくるかが肝要と知らしめてくれた鞍上も流石の一言。

昨年不良馬場で勝っており、中山成績は非常に安定しているのに、思ったより人気していなかったフェアリーポルカが3着に入り、中穴どころ3頭での決着。自分はといえばヒモ3頭でのいわゆるタテ目。

本命シーズンズギフトは、スタート出負けして、引っ張って抑え、ランブリングアレーについていけばいいものをわざわざ状態の悪い内側に潜り込んで、そのままジョギングでまわってきた鞍上がお粗末極まるエスコートだったのは確か。
とはいえ、手ごたえ悪くなさそうなのにあそこまで脚が上がるのはここまで荒れた馬場には向かなかったということなのだろう。
マトモに乗ってれば3着はあったと妄想して鞍上を怨嗟するよりは、ただの距離延長ならともかくここまでひどい馬場での延長となると厳しいのではとアルーシャを切って5頭ボックスにすることを検討したのに、結局切りきれなかった自分のミスを反省しよう。

 


日付と所変わって、日曜中京では金鯱賞。
古馬王道を目指す者たちの重要な前哨戦というよりは、三冠女王の始動戦ということで注目が集まっていただろうか。

◆金鯱賞

◎⑧ペルシアンナイト

【買い目】
単複 ⑧

【着順】
⑤ギベオン
①デアリングタクト
⑩ポタジェ
④グローリーヴェイズ
⑦キセキ

単勝シンガリ人気となったギベオン陣営が立てた策は逃げ。平均ぐらいのペースを刻み、単勝1.4倍に推された女王が猛追してくるも最後まで粘りきって単勝2万馬券、そしてWIN5歴代最高額を演出する。

いくら3歳時に中京2000の重賞で勝ち鞍があり、59キロ背負った前走先行して復調気味だったとはいえ、この逃げ切り勝ちを予測するのは困難だろう。
やや後方からの競馬になったデアリングタクトだが、流れと位置を考えれば前にいるポタジェとグローリーヴェイズを差せば勝ちと判断するのは当然のことで、実際それはしっかりやってのけた。勝ち馬を褒めるしかなく、叩きとしては上々と評価して良いだろう。

本命のペルシアンナイトはデアリングタクトの後ろにつけ、よしそのまま一緒に上がっていけと思ったが、直線伸びていかず。
ある程度時計の掛かる馬場の方が得意と見たが、重馬場になってしまうと話は別ということか。これで完全に終わった馬とみなされるのであれば、舞台にもよるがまた狙ってみたい。
……さすがに一頭に突っ込むのは無謀なのかもしれないが。


こうして振り返ると、金鯱賞はキッパリ諦めがつくが、タテ目の中山牝馬Sはやはり悔しくて悶絶しそう。
泣きの日曜最終で、乾坤一擲の馬連ワイドで逆転大勝利となるはずだったのを、後方から突っ込んできてワイドのみにしてくれたこともあり、津村とかいう破廉恥漢へのヘイトは募る一方。

一歩間違えたら大怪我したり生命に関わることもある仕事をしつつ、そんな逆恨みも買ったりもして、並大抵のメンタルでは務まらんだろうなぁとか思ったり。