2021 金鯱賞・フィリーズレビュー 予想

土曜の中山牝馬Sでは壮絶なタテ目を喰わされ、意気消沈。
しかもどっちにしようか迷っていたもう一方の買い方なら見事に当たっていたとなると、もうやってらんねーやとフテ寝するしかないわけで。

目が覚めて、どうにかこうにか気を取り直して、挑むは日曜の重賞ふたつ。
古馬のでっけえレースに繋がるやつと、牝馬クラシックに繋がるやつとなれば気合も入ろうというもの。いや近年は言うほど繋がってないよとかは言いっこなしである。

◆金鯱賞

◎⑧ペルシアンナイト

別にふざけてるわけではない。

そりゃマトモに走ればデアリングタクトとグローリーヴェイズが強いとは思うが、逆にペルシアンナイトよりはっきり力上位なのはその2頭ぐらいではなかろうか。
何を頓狂なことを、5、6歳時は1年に1回ずつしか馬券になっていないこの7歳馬はもはや強豪にあらず、などと言う人もいるかもしれないが、その内容は決して悪くないことが多く、特に昨年の下半期はトップクラスの戦いで好走と言えるパフォーマンスを見せてきている。少なくともブラヴァスやポタジェがマイルCSや有馬記念で7着に入れるとはちょっと思えない。

また、ミスターマイルCSみたいになった時期もあったが、ここのところの走りぶりを見てると、今は2000以上の舞台の方に適性があるように思われる。そしてマイラーの頃も6月の府中はいまいちで、11月の淀にめっぽう強かったことから時計は多少掛かる方が良い。馬場がどれだけ回復するかは気がかりだが、あれだけ荒れたのだからパンパンの高速馬場に変貌することはないだろう。

以上のことから、人気薄となれば積極的に買いですわと。

前述の力上位の2頭については普通に強い可能性もあるが、相手に固定するのはちと憚られる。
デアリングタクトはおそらく中団か後方からの競馬になると思われ、余程ペースが流れないと全く差しが届かない土曜の馬場状態を考えると案外もあり得る。
最内で包まれるリスクもあれば、外回すにしても中京はロスが非常に大きく、また足元が悪かったら今後に向け無理をするような馬でもないんじゃないかなあと。

グローリーヴェイズは3歳時以来約3年ぶりの2000mで、これまた案外があってもおかしくないんじゃないかと。

ここは人気2頭どちらかが飛んだ時の配当の跳ね上がりにも薄っすら期待しつつ、本命の複勝にドンといってみようかなぁと。

 



◆フィリーズレビュー

◎⑯オパールムーン
◯⑪ララクリスティーヌ
▲⑩ヴァーチャリティ
△⑨ラヴケリー
☆⑫ブルーバード

ここは展開決め打ちで、先行馬が潰しあって差し・追い込みが決まるんじゃないかと読む。

となると重賞2着、阪神JF6着のオパールムーンが迷いなき本命。あんまり出遅れすぎては困ったものだが、後方から良い脚を使ってくれることは間違いない。主戦の横山典さんもこの馬に騎乗しているときは常に本気。
前日段階で1番人気ではあるが、単勝4.9倍、複勝でも2倍以上、馬連はどの組み合わせでも一桁にならないというのはむしろ美味しいオッズと言えるのでは。

ララクリスティーヌは前走ソングラインには差をつけられたが、あれは相手が悪すぎた。(あっちは世代トップクラス疑惑がある)
2度にわたり結構な差で先着したルチェカリーナがこぶし賞で牡馬相手に勝利したことなどから、この馬もかなりの所まではいけるんじゃないかと。

あとはかなりの穴狙いになるが、本命オパールムーンと新馬戦で互角に戦ったヴァーチャリティ、やはり本命オパムンとファンタジーSで互角に戦ったうえに3着外したことない(のに人気はそこそこの)ラヴケリー、怪我による長休影響なし&1400なら強い&成長して帰ってきたと条件が揃えば面白いブルーバードなんぞを狙って高配当の夢を見てみたい。


というわけで日曜はどっちも穴狙い。
3連複ほぼ二万馬券をタテ目で逃したからヤケになっているわけではない……と思う。