2021 クラシックへの道④ 新馬戦で買える騎手?(2020.6.27-28)

世の中はどうか知らねど、自分が生活費を捻出するために日々通っている労働施設では繁忙期まっただ中。グランプリが終わるや時間外勤務まみれの一週間となり、若駒たちの戦いを振り返る時間もなかなか捻出できなかった。
既に次の週末の戦いが行われており、ひとつ前の週にして既に遠い記憶になりつつあるが、映像やら見ながら回顧。

6/27(土)

◆阪神1R 2歳未勝利 芝1400m 晴 良

【着順】
⑩ゴールドチャリス 浜中
⑫カスティーリャ 松山
⑨ステラリア ルメール

単勝1.5倍のステラリアが後方から追い上げるも3着まで。距離短縮が向かなかったフシもあるが、2歳夏としてはタイトなペースで勝ちきったゴールドチャリスとそれに肉薄したカスティーリャがより強かったと見るべきか。
その2頭が4着3着だった新馬戦を余力たっぷりで勝ち上がったアスコルターレは相当の大物かと期待が膨らむ。


◆東京1R 2歳未勝利 芝1600m 曇 良

【着順】
②ジュラメント 藤田菜
⑨アップリバー 石橋脩
④サンハーリンゲン 横山典

前走同様緩やかなペースで逃げることのできたジュラメントが今度は粘りきって勝ち上がり。上がり最速が34.0、最遅が34.7、1〜4着は揃って34.1と、なかなか今後の参考になりづらいレースではあったかと。


◆東京5R 2歳新馬 芝1800m 晴 良

【着順】
③スライリー 石川
⑬ジェミニテソーロ 岩田望
⑤カイトゲニー 藤田菜

テンで前にいた3頭でワンツースリー。どうしてもスローペースになることが多い新馬戦において、抜群の決め手を持つ馬が混ざっていない限りはこうなりがち。

 



6/28(日)

◆阪神5R 2歳新馬 芝1800m外 曇 稍重

【着順】
⑫ダノンザキッド 北村友
⑬ワンダフルタウン 和田
⑥テンバガー ルメール

あの斜行で過怠金1万円かぁと思いはするものの、ほとんど持ったままで完勝のダノンザキッドに大物の気配。
ただ、より心惹かれるのはテンで遅れるも唯一後方から突っ込んできたワンダフルタウン。個人的にこの勝負服には思い入れもあるゆえちょっと追っていきたい。


◆東京5R 2歳新馬 芝1600m 雨 不良

【着順】
③ロードマックス 岩田望
⑫ミッキーワクチン 横山典
②コスモカルティエ 柴田大

過酷な不良馬場でのデビュー戦。前残りでインパクトには欠ける勝ち方だが、この馬場で勝ちきった事実は後々抑えるべきポイントになるかも。


最初のひと月、6月開催がこれにて終了。
鳴り物入りのモーリス産駒が未だに勝ち星がないことが一番のトピックスだろうか。

騎手では藤田菜七子騎手がしばしば人気薄を持ってきており、健闘している印象がある。あとこちらは多少人気することが多いが岩田望来騎手も今のところ結果を出している。
彼らが馬券になるときの全てが逃げか番手からの競馬であり、行けるときはなるべく行くように乗っていることが窺える。
前述したように新馬戦や2歳未勝利戦はその多くがスローペースとなるため、先行策が奏功しやすく、先行志向の軽量騎手が穴を開けやすいということがあるのではないだろうか。
もちろん騎手がどんなに前に行きたくとも馬のテンが速くなかったり、そもそも粘れる強さが無いことにはどうしようもないのだが、馬券検討の一助にしても良いのでは。

逆に、結構人気する馬に乗っているも、このブログ記事でほとんど名前が出てこない騎手もいるのだが。
それはまた別の機会に。


☆にわか的注目馬
ダノンザキッド
ワンダフルタウン