2020 平安ステークス 感想戦

四百年にわたる平安の世といえど、謳歌したのはひと握りの貴族ばかり。
庶民たちはその日の暮らしに精一杯であることは昔も今もそう変わらないわけで。
あゝ馬券を当てて貴族になりたい。

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◆平安ステークス

◎②ロードレガリス
◯⑩スワーヴアラミス
▲⑫マグナレガーロ
△⑪ヴェンジェンス
△⑤オメガパフューム
△⑦ゴールドドリーム

【買い目】
馬連 ②ー⑦⑩

2点に絞る。
ゴールドドリームは△だったが、言っても直近のチャンピオンズC2着は相当価値高いよな、3年半ぶりにGⅠ(級)以外に出てきたのもここ真剣に取りにきたって方に捉えるべきかもと思い直してのこと。

 


【着順】
⑤オメガパフューム △
⑪ヴェンジェンス △
⑦ゴールドドリーム △
③ヒストリーメイカー
⑩スワーヴアラミス ◯

59㎏背負いながら、中団から進出し、先行していた強豪たちをすべて捉えたオメガパフュームがさすがの貫禄勝ち。
これで右回りは【8.2.1.0】で対する左回りは【0.1.1.3】となり、なるほどねと。

もう一方の雄であるゴールドドリームは、勝ち馬から0.5離されての3着と、ソツがないとも言えるが、試走としても物足りない結果にも見える。
既にピークアウトしているか、まだまだというところを見せてくれるか。競馬見始めの頃の3歳世代ということで思い入れもあるだけに、ケイティブレイブともども頑張ってもらいたいところ。

重賞戦線で好走を続けてきたヴェンジェンスが今回は先行策から食い下がり2着。
この相手にこの結果というのも大きいだろうが、先行で残れたというのは今後に向けて非常に大きかったのでは。
こちらも7歳。エリート街道を驀進したゴールドドリームとは対照的にコツコツ勝利と敗北を積み重ねてここまで登ってきた。こんな馬にも熱く胸打たれてならない。

怒涛の6連勝で登り詰め、ここで一気の大物食いなるかと一番人気に推されていた(当方も本命にしていた)ロードレガリスは行き足が全くつかず、向正面では最後尾にまで後退、必死にコーナーで鞭打つもナンジャコリャトホホと嘆息せざるを得ない走りを披露してしまう。
グレイトパールやテイエムジンソクといった、一度は覇権を窺う位置まで上りつめながら、みるみるうちに競走力を失っていった先達たちの姿がどうしてもよぎってしまう負け方。また持ち直してくれる方に期待はしたいが。


オークス含めてこの週はボウズに終わる。
打ちのめされてしまいそうではあるが、龍が池の淵に潜まんは何のためと己に言い聞かせ、耐え忍ぶ。
ダービーウィークの飛翔を願い、今は伏龍を気取ろう。