2020 平安ステークス 予想

一月余後にダートの帝王決定戦が控えており、しばしばそこを狙う一線級が出てくるレースであるが、それにつけても今年は横綱クラスの超大物2頭が参戦。GⅢとは思えぬ絢爛豪華な馬柱となっている。
ではその2頭で決まり、付け入る隙がないかといえばそうとも言い切れず、挑戦者にも次代の天下を狙う傑物がおり、翌日の若き女王決定戦以上のビッグレースと捉える人がいるというのも頷けるところかと。

◆平安ステークス

◎②ロードレガリス
◯⑩スワーヴアラミス
▲⑫マグナレガーロ
△⑪ヴェンジェンス
△⑤オメガパフューム
△⑦ゴールドドリーム

 


両横綱のオメガパフュームとゴールドドリームが実績で圧倒はしているが、ここは本番前の叩きの筈。
ましてオメガパフュームは59㎏の酷量。昨年はそれでも3着に入っているが、見方によっては展開向いてようやく3着だったとも言える。そしてゴールドドリームは大井とサウジでらしくないレースをしてしまってからの海外帰り初戦。
更に言うと、土日移動禁止ルールにより、跨るのはいずれも初騎乗の代役。無理にでも馬の力を引き出して勝ちにいくということはないであろう。(案外賞金稼ぐ絶好のチャンスと色めき立ったりするのだろうか?)
いずれも抑え程度で。ことによっては両方飛ぶこともあるかもしれない。相手はかなりタフである。

本命は地方から合わせると実に6連勝でのし上がってきたロードレガリス。前走のアルデバランSでは食い下がるスワーヴアラミス相手にまだまだ余力のありそうな脚色。どこまで行っても抜かされることはなさそうにすら思えた。
枠も絶好、横綱が2頭とも本気で来てしまいかつ、他に激走する馬が出てくるということが重ならない限り、まず馬券内は固いように思える。

本命馬に敵わなかったとはいえ、0.1秒差で唯一食い下がり、その次で重賞制覇しているスワーヴアラミスを対抗に推すのは必然のこと。引き立て役でなく良きライバルとなれる筈。なってくれ。

やはり中身のある連勝でここに到達した上がり馬のマグナレガーロ、GⅠでは少し足らないもののOP・重賞ではここのところ全て好走と充実のヴェンジェンスも金星に挑む資格有り。

こんなところだが、やはり同じことを考える人は多いと見え、今のところ印を濃くしたチャレンジャーである筈の馬たちもかなり人気してしまっている。リスクをとってロードレガリスを頭固定にしてもさほど付かなそうなのには正直参る。
ズバンと実績馬を切るか、冒険せずここは薄利で良しとするか、熟慮したい。


思えば、このご時世にレース名がしみわたる。
平らかに安んじることのできる世の中が早く訪れますように。



こちらオークス全頭所見。ブログ記事も土曜夜にはあげます。
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