2020 マイラーズカップ・フローラステークス 予想

ごくたまにではあるが、これだから競馬はやめられないという会心の的中にありつくことがある。
更にごくごく稀に、あらゆる快楽物質が分泌され、思わず「この世は我のもの! ザワールドイズマイン!」と叫びたくなるような完璧なる的中劇といったことも。

その数少ない記憶のひとつが昨年のフローラS。印を3頭に絞り、そのワンツースリーで決着。馬連ワイドの他、3連複を1点で取るという気分も財布も膨らむ、まさに会心の的中となった。
あれからもう一年経つのかと途方に暮れる思いもしつつ、ぼちぼちまたあんな興奮を味わいたいなあと。

◆マイラーズカップ

◎⑪フィアーノロマーノ
◯①インディチャンプ
▲⑦ヴァンドギャルド

こちら3頭に絞りはしたものの、まあドンピシャ当たったとしても会心とは言いがたい固いところ指名になってしまった。
顔ぶれを見る限り、今回穴馬が割って入る余地はないんじゃないかと。

本命はフィアーノロマーノ。前走の阪急杯はゴネて2着になった印象もあるが、実際あの不利を受けての巻き返しは大したものだったんじゃないかと。
中山阪神での好走が多く、京都ではあまり振るわないが、だからこそやや人気が落ちるここで狙ってみたい。

相手筆頭は昨年春秋マイルGⅠ制覇したインディチャンプ。本番まで一ヶ月余りの前哨戦ではあくまで叩きといった走りをする傾向があるが、格と地力で勝ってしまうことも全然あり得るかと。

本命にした東京新聞杯でひどい出遅れかまして馬券にならなかったヴァンドギャルドも、ちゃんと出さえしてくれれば十分に勝ち負けが狙える。
昨秋3連勝でOP入りした4歳馬。ここで多士済々のマイル路線での天下取りに名乗りをあげてもおかしくはない。

 



◆フローラステークス

◎⑯フアナ
◯⑨スカイグルーヴ
☆②セイウンヴィーナス

本命はフアナ。武豊が久々にあの勝負服に袖を通したり、前妻vs後妻なんてことも話題になった新馬戦で、アドマイヤビルゴに食い下がったのは結構価値が高いんじゃないかと。
東京2000で外枠はちと厳しいかもしれないが、さして人気しないなら狙ってみたい。

新馬戦圧勝後、京成杯では強襲でやられたものの、3着には差をつけての2着だったスカイグルーヴの実力も確か。
この使われ方から初めから桜花賞は眼中になく、オークスに絞っていたことは明らか。普通にいけば連対は固い。

前走重賞3着の割に舐められすぎなのがセイウンヴィーナス。それまでと脚質を変えて好位につけて結果を出した以上、前々走の大敗は度外視しても良いのでは。
クイーンCで0.5秒差をつけているホウオウピースフルが3番人気で、こちらが10番人気というのは鞍上の違いか、走ったことのない距離が不安視されているのか。
こういうのを美味しい穴馬と言うのでは。野中穴太郎騎手に期待したい。


敢えてというわけでもないが、東西とも狙いは3頭に絞られた。
願わくばまた、あの脳内麻薬ドバドバの快感を味わいたい。