2020 福島牝馬ステークス 予想

滅入ってしまうことばかり起きるこの世の中、さすがに些か参ってしまっている。
だからといって、ただ下を向き溜息をついていても無為っていうもの。せめていつも行ってた競馬場に思いを馳せて、レースに見入って週末を過ごそうか。

こんな言葉遊びで己を励ましつつ、まずは土曜日の出走表に向かい合う。

◆福島牝馬ステークス

◎②フィリアプーラ
◯⑭フェアリーポルカ
▲⑪デンコウアンジュ
△①エスポワール
△③サラキア

 


JRAの競馬場としては、かなり小ぢんまりとしており、直線も短いことで知られる福島競馬場であるが、こと重賞に関してはかなり差し決着になる割合が高く、だいぶ後方からの追い込みが届くこともしばしばあるように感じている。
おそらく内側の芝が悪くなりやすいことと、直線短いコース形状ゆえに却って先行争いが激しくなりがちといったことが理由かと思われるのだが、そんだったら先行勢みんなで示し合わせてテンからゆっくり行こうというわけにもいかない。

今回も外枠に逃げ馬が多く、最初のコーナーまでの短い直線でかなり主張し合ってペースが速くなることは必然。コース替わりがあったとはいえ、差し・まくり・追い込みが決まるのではないかと踏んでいる。

本命はフィリアプーラ。前走の中山牝馬Sでも重い印を付けてダメだったのだが、あの大雪の中でのレースはノーカンとして、今一度ターコイズSで見せた抜群の末脚に賭けたい。
中山専と見る向きもあるようだが、そもそも中山以外で走ったのが、GⅠ以外では勝ち馬と差のない3着だった新馬戦しかなく、決め付けるのは早計というもの。
内枠ということで、いかにスムーズに外に出せるかが鍵だが、躍進した昨年と比べ今年は芳しくない成績に甘んじている丸山騎手が、ここらで関東の雄としての意地を見せてくれることを期待したい。

相手は同じ4歳馬で前走重賞ウイナーとなったフェアリーポルカと、福島巧者で過去3回参戦の当レースで4着3着1着と適性抜群のデンコウアンジュ。
重賞含めて成績安定のエスポワール、噛み合えば完勝もあり得そうな未完の大器サラキアも切るのはなかなか難しい。

本命以外が人気どころばかりなので、オッズと相談して買い目を決めていきたい。


こんなご時世に競馬の検討をし、テレビ越しとはいえレースを見れるだけでも幸せ。
それはまあそうなんだが、的中という更なる幸せを求めてもバチは当たるまい。